小説 | ナノ


▼ 花粉症なキミ

『へっっっくし!!!』
「……大丈夫かよ、晴之」



先程から俺の横でくしゃみを連発する晴之。

ティッシュで鼻をかみすぎて、若干赤くなってる。

+ウ〇ーター使えばいいのに。


「風邪か?」
『ううん、花粉しょー』


花粉症かよ。
まぁ、どおりでさっきからぐずぐず言ってたわけだ。

と言うより、



「外出てたらまずくねーか?」


しかも昨日雨だったし。
花粉て、雨降ったあとが良く飛ぶんだろ?


『んーーそうだけど、天気の良い日は燐と中庭でご飯食べるの楽しみだから、燐もちょっと我慢してよっくしゅんっっ!!!』


そしてまた、盛大に鼻をかむ晴之。
しかも理由が俺と外で飯食いたいとか、すっげーカワイイやつだし。

“トモダチ”ってきっとこんなんを言うんだろうな。


『あ、燐。玉子焼きと唐揚げ交換しよう!』
「割りに合わねぇー」
『大丈夫、だし巻きだから』
「何が大丈夫なんだよ!」


結局、唐揚げは取られてしまったが、代わりに貰った玉子焼きは俺好みの甘さで、凄く旨かった。




オマケ
(友情出演:志摩)


今日は朝からええ天気で、あわよくば晴之くんと一緒に中庭ででもご飯たべよ思うとったのに、なんやのん、あのあっまい雰囲気!

奥村くん、晴之くんとお弁当のおかず交換とか、

羨ましすぎるわっ!!


「……志摩さん、いつの間にストーカーなんぞにならはったんですか?」
「おま…、かなり怪しい奴やぞ」
「子猫さん、坊…。やって……」


あんまりにも晴之くんを見つめるのに真剣になりすぎて、後ろに子猫さんや坊が居ったことに気づかへんかった。

ストーカーって、子猫さん酷いわぁ。

「ええなぁ、俺も晴之くんのおべんと食べたいわぁ、って坊に子猫さん!なにしれっと晴之くんたちのとこに行きはるんですか!置いてかんといてくださーーーい!!!」



end


(『あ、勝呂くんに猫ちゃん』
「おう」「こんにちは」
「……………なぁ、勝呂」
「…ほっとけ奥村」
「あ、ああ(なんで志摩半べそ??)」)




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志隈様!!
遅くなってすみませんんんんん!!
(スライディング土下座)


こんなんでも相互記念としてもらって下さると嬉しいです(*´∀`*)

一応燐でほのぼの。


主は悪魔探偵主

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