愛しすぎて困る


ベッドの上には、私の愛撫により乱された○○が頬を紅潮させ、横たわっている。流れる涙に舌を這わせれば、敏感になっている身体がビクンと震えた。私の一挙一動に反応する○○に心の底から喜びを感じ、膨張した陰茎が早くしろと先走っている。
愛してる、と囁けば、月明かりに照らされた笑顔がこくりと頷いた。それを合図に、お互いの裸体を抱き寄せながら○○の中に身を沈める。嗚呼を漏らす彼女の唇を奪い、口内と膣内を暴れまわれば独占欲が少しは和らいだ気がした。

「ひ、んっ…あっあっ…ド、ルベッ」
「はぁ、○○っ」

○○の細い腰を掴み、己の欲望のまま腰を打ち付ければ、甘く切ない声が耳に届く。肌と肌がぶつかる音や卑猥な粘着音も確かに響いてはいるが、興奮状態で朦朧としている脳内には、○○の声、もっと言うならば私の名前を呼ぶ○○の声のみが響いていた。
愛しい、愛しいっ!
至る所に所有の痕を残しても、彼女を抱いているのは私だけと認識していても、この気持ちが満たされることはないだろう。それ程までに私の思いは強いのだ。
そろそろ限界も近付いてきた。歯を噛みしめ、○○をかき抱けば、彼女も同じように私を抱き締めた。

「くっ、ぁ…○○、はぁっ」
「あっあっ、ドルベ…んんっ、ドルベッ、ああっ!」

達した○○の膣内が大きく収縮したことにより、私も欲を吐き出すことが出来た。軽く唇に同じものを重ね、○○の愛液と私の精液とが混ざり合った音を立てながら自身を抜く。すると小さくあっ、と声を上げる彼女にドキリと心臓が跳ねたが、眠そうな目で微笑む○○には何も出来なかった。頭を撫で、ゆっくりと瞼が閉じるのを邪魔しないような声量で囁く。

「おやすみ、私の愛しい○○」

130524

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