!R15設定・複数×ハル(雲ハル贔屓)



どうして、どうして。どうしてハルは縛り付けられて、ベッドに寝かされているの?どうして、どうして、ハルは裸なの。考えても考えても分からない。ここがどこなのかさえ、分からない。ハルは今日どこにも寄る予定はなかったから、まっすぐ家に帰っている途中だったはずなのに。思い出してみれば、家に着く前の記憶がすっぽり抜けている。あ、れ、どうしたんだっけ。ハルは…、あ、思い出した。誰かに後ろから何かを嗅がされたんでした。でも、誰に…?

「ハルを後ろから襲ったのは俺だよ」
「山本、さん?」
「そう、でここまで担いできたのは、」
「俺だ」
「ご、くでら、さんが?」

山本さんも獄寺さんも瞳が妖しく光っていた。怖い、そう恐怖を山本さん相手に抱いたことはこれまで一度もない。今日はじめて、ハルは山本さんを怖いと思った。いつもは優しいくて爽やかに笑うのに、何でこんなに怖いんだろう。そんなことを考える余裕さえ、ハルにはない。だって、真っ裸でベッドに寝かされてるうえに縛られてるんだから。何も隠すことができない。ハルは山本さんと獄寺さんに隅々まで見られている状況。大声で助けを呼ばなくちゃ、早く、早く。けど、そんなことできなかった。だって、だって奥からまた数人現れたから。全員ハルの知ってる人、よく、知ってる人…。

「雲雀さんに、ツナさん…ですね」
「正解。それにしてもいい格好してるね三浦」
「見ないで下さい!変態…っ」
「ふふっ、それは三浦じゃないの?そんな格好して」

雲雀さんはハルの下半身…というよりも秘所を楽しそうに眺めて、舌なめずりをした。あぁ、ハルはもう駄目です。きっと、この悪い人に犯されるんです。もう助かることはない、そう思ったら何もかもがどうでもよくなってきました。

「…好きに…すればいいじゃないですか」
「ふーん…じゃあ遠慮なく、俺からいくよ」

雲雀さんは遠慮なくハルの上にまたがり、制服のズボンのベルトをカチャリと外して自身を取り出した。あぁ、こわい。こんなものが男の下半身についているなんて。思わず吐きそうになるけどそれを必死で我慢した。雲雀さんはハルのその様子を見て馬鹿にしたように笑ったかと思うと容赦なく、それをハルの顔の前に突き出した。そして、

「舐めてよ」

雲雀さんは今さっき以上にいい笑顔でハルを見下ろして言った。その瞬間ハルの目から涙がこぼれた。


どこまで壊れていくの
(そんなの誰にも分からない)

title by Aコース

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▽20万打:みるくいちご姫さん
リクエストありがとうございました。
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