!R15注意
ふとした女の仕草にドキッとすることがある。男と言うのは単純な生き物だ。だから女が見せたふとした仕草にムラッときて、押し倒してしまう、なんてことは珍しくもない。俺は今まさに、その単純な生き物になっている。俺を単純な生き物にさせたのは、こいつ西浦高校野球部のマネジをしている篠岡千代。
珍しく、露出の高い服を着ているなと思ったら、無自覚に俺を誘惑してきた。さっきなんか、ケーキを食べているときに指についた生クリームを舌でなめてとった。・・・何かエロい。そのあとはもうわざと誘っているようにしか思えない行動ばかりだ。床に落ちた携帯を立ったまま前かがみになったり、太ももどころか下着まで丸見えだ。
「榛名、さ、ん?」 「少し黙れよ。誘ったのはお前だろ」
俺の言葉に驚いた顔をする千代。本人にはそのつもりはなかったらしい。流石、と言うか何と言うか。こいつはいつも無自覚に俺を誘惑する。それが無自覚だと分かっていながらも俺はその気になってしまう。こんなにも俺は単純な男だったか?あまりの単純さに自分で呆れる。けど、直すことはできそうにない。
「は、るなさっ…ぅん、あっ」
千代の可愛くて甘い声。首から胸にかけてキスをすると千代は体を震わせて、俺を見つめる。潤んだ瞳がさらに俺を興奮させる。こんなに可愛い顔しといて、止めてなんて言われても止められるわけがない。
「千代、ここ気持ちいいんだ?」 「そ、んなこ、と、んあっ、ひゃ、っ」
抵抗しながらそう言うが、全然力が入っていない。これが、気持ちいい証拠だろ?でも、そんなこと言っても千代は恥ずかしがるだけで。素直にならないことぐらい分かっている。だから俺はそのまま愛撫を続ける。彼女の甘い声を聞きながら、俺は今日も千代の魅力にハマっていく。虜になっていく。
男は単純な生き物だから (愛してる、そんな言葉じゃ全然足りない。狂おしいほどに愛してる)
−−−−− ▽15万打:月駆さん リクエストありがとうございました。 (110803)
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