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▼ 嘘つきまいだーりん

先生と秘密の付き合いを始めて3ヶ月経った頃、私は初めて先生の家にお呼ばれした。正直な気持ちを言うと不安だった。呼ばれたこと自体は嬉しいけど、原田先生にガッカリされないかとか…色々不安要素はある。大人の男性の家に行くというのはそっちの方でも覚悟が必要なわけで…。

「…どうしよ」

***

「まさかの展開だよね…」

そのまさかの展開とは、原田先生の家に向かう途中で雨が降って先生の家でシャワーを浴びるという急展開。まさかこんなことになるなんて思わなかった、だってニュースでは降水確率10%だったから…。覚悟もなにも、こんなことになってそんなの吹っ飛んでしまった。足がガクガク震えてきたし…どうしよう。
そのとき、洗面所でがたっと何かが落ちる音がした。私は少しドアを開き覗いてみると、原田さんがお風呂に入るしたくをしていた。私は思わず扉を思いっきり締めて、鍵をかけてしまった。

「おいおい、千鶴。何で鍵閉めてんだ?」
「だ、だだだだだだって生徒と先生が、こ、こんなことするのって…」
「愛し合ってれば問題ないって言ったのは千鶴だったよな?」

た、たしかにそう言ったけど…でも…。やっぱり一緒にお風呂はまずいよね、でも先生の家に一人で来た時点でもうすでにアウトなんだろうけど。

「で、でも…!」
「大丈夫だ。絶対見ないから」
「ほ、本当ですか?」
「俺は約束は絶対守る男だ」

そ、それなら…いいか、な?私は甘すぎたのかもしれない、気づけば開けた瞬間に原田先生に抱きしめられていた。私は状況が飲み込めずあ、え、う?と言葉が出てこなかった。ただ顔が真っ赤になっていることは確実だった。

「み、見ないって言ったじゃないですか!」
「ああ、約束は守ってるぞ?俺は見ないで抱きしめてるんだからな」
「そ、そんなのひどいです!」

は、原田先生。な、なんだろう…すごく悔しいけどドキドキする。

「千鶴いい匂いすんな…。食べていい?」
「だ、駄目です!」
「…却下。もう我慢できない。俺がどんだけ我慢したと思ってんだ?」

原田先生はそう言うと私の太ももに手を這わせた。そしてむにむにと私の太ももの感触を楽しみだした。

どうやら今日はもう原田先生の言うとおりにするしかなさそうです。


嘘つきまいだーりん



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