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▼ サスケとサクラ

》学パロ

「そういや、サスケ。お前サクラとどこまでいったんだよ」

男子高校生なら誰もが気になるこの手の話題はサスケには全く興味のないものだった。サクラのことは自分だけが知っていればいい。わざわざ他人に教えることなどないと思っている彼は一つ大きな欠伸をしたあと、もう一眠りと言って瞼をそっと閉じた。だがシカマルが先程聞いた質問が気になるのは質問した本人だけではなく周りにいるナルトやサイだって同じなのだ。

「サスケ黙るのは卑怯だってばよ!!」
「あー…うるせえ。ウスラトンカチに話すことは何にもない」

一言それだけ言ってサスケは瞼を再び閉じた。しかしまだなお耳元で叫び続けるナルトの頭を一発殴ってから、声を遮るために愛用のiPodを取り出しイヤホンを装着した。流れている曲はサクラが大好きなアーティストが恋愛模様を歌った曲だ。サスケはサクラと一緒にこの曲を聞いたときのことを思い出し頬を緩めた。
周りにいた男たちはサスケが頬を緩めた瞬間を見逃さなかった。ほんの一瞬緩んだ彼の表情に驚きながらも、サクラ関連のことだろうなあと分かりやすすぎるサスケをしばらく見つめた後、彼らもまたふっと小さく笑った。

(幸せそうで何よりだ)


恋する男は分かりやすい

サスケお誕生日おめでとう!!サクラちゃんと末永くお幸せに。リア充しろよな!



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