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▼ ギャリーとイヴ

》ED1「再会の約束」後

「イヴ!こっちよこっち!」
「ギャリー!」
「きゃああ!久しぶりねイヴ!少し会わない間にこんなに可愛くなって!ああもう!ハグしちゃう!」
「く、苦しいよギャリー。ふふ」
「あら、少し強すぎたかしら。ごめんなさいね、つい嬉しくて」
「ううん、大丈夫。あのね、私も会えて嬉しかったから…」
「…!!もう本当にこの子ったら!!可愛いわあ!」
「ギャ、ギャリー…人見てるよ?」
「いいわよそんなこと!というよりアタシが抱きしめたくなるぐらい可愛いイヴが悪いのよ?」
「え!わ、私が悪いの?」
「ふふっ、冗談よ。イヴったら純粋なんだから!」
「え、冗談なの?」
「まあ、イヴが可愛いのは本当だけど、悪くはないわ。だから気にしないでいいのよ」
「うん。分かった!」
「もう本当に可愛いわアンタ!!…っとこんなところで騒ぐのはあまり良くないわよね。ごめんなさいねイヴ。マカロンのおいしいお店、行きましょ?」
「うん!!私ずっと楽しみにしてたの」
「あらそうなの?じゃあ急いで行かないと売り切れちゃうわね」
「え!!じゃあ走ろうギャリー!早く早く!」
「あらあら、そんなに急いだら転ぶわよー」
「大丈夫だよ私もう10歳だもん」
「そうよね、先月誕生日を迎えたものね」
「うん!」
「…………」

(…もう、か。アタシからすればまだ、なのよ)

「ギャリー?早くしないと売り切れちゃうんでしょ?」
「あ、ああそうだったわね。今行くわ!イヴ、あの坂の頂上まで競争よ!」
「え!あ、ギャ、ギャリー待って!」


愛しいあの子はまだ子供
(アンタが大人になるまでは、待ってるわアタシ。だから、誘惑なんてしないで頂戴よイヴ)



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