※もしもリザ(30)が大佐でロイ(25)が中尉だったら












「大佐、お茶をお持ちしました。」


「ご苦労様、中尉」


私はリザ・ホークアイ
地位は大佐だ。

そして私の横でにやにやと笑うこの男はロイ・マスタング、私の副官である。

国家資格を余裕でとれるほどの錬金術師だが、野心がなく、中尉くらいがちょうどいいとこの地位に甘んじている。


「中尉、私は国のために国家錬金術師になったほうがいいと思うの。だってあなたも昇進できるし」


「いや、いいんですよ。大佐をお守りしたいが為に入った軍ですから。」


そうしてへらへら笑うこの男はこの笑顔でどれだけ女を虜にしてきたのだろう。


「あなたに守ってもらわなくても大丈夫よ、」

「いや、しかし…!」

「あならの錬金術ならすぐに大佐くらいになれちゃうわよ。」


リザがおどけたように言うと、ロイはぶんぶん頭をふって


「だ、だめですよ!貴女がいない軍にいる意味がない!」

と慌てたように言った。

「それ、すっごい口説き文句よね。いっつもそんな事いってんでしょ。よくやってられるわね」

馬鹿にしたようにリザが言うと、ロイは突然


「ちがーう!!」

と大声をあげた。


「貴女はなんにもわかってない!俺がどんな気持ちで側にいるか…上官だから我慢してきましたけど、もう無理です!」


「え、なにが無理なの?」

全く意味がわかっていないリザが首をかしげながら聞いた。


「くっ、反則ですよっ大佐!そんな可愛い顔するなんて…」


「可愛いって、もう三十路の私にいう言葉かしら」


「三十路とか関係ない!そのすべすべの肌も、むっちむちの体ももうなにもかも食べてしまいたいんですよっ俺は!」

「た、食べる!?やめなさい、怖いこと言わないの!」


「いや、その食べるじゃなくて…ごにょごにょ」

「…?」


「こうですよ!」



と言って襲いかかってきたロイに向かってリザは発砲した。


「この変態野郎!馬鹿いってないで仕事!」

「はいっ!」


リザはどたばたと自分の机に戻っていったロイの背中に向かって


「私が大総統になったら、食べさせてあげるわよ」


と呟いて微笑んだ。








主導権を握るのはお姫さま






………………………


完全にフルメタ脳が生んだ産物。へたれ増田
この増田なら声はみきしんがバッチリなはず◎




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