あなたが好きで、愛しくて、でも苦しくて僕は声を殺して泣きました
悪い城の忍者と言われるあなたが好きで、周りに何と言われても怖くなかった…
でも、あなたが僕をどう思ってるのかを知るのが怖いんです。

「伏木蔵、可愛いね」
「抱っこしてあげよう」
「好きだよ」

あなたはいろんな言葉をくれるけどそれはいつまでですか??
僕が大人になったら…プロの忍者になったら終わってしまうのですか?

明日には居なくなるんじゃないか
明後日には他の誰かを好きになる??
そしていつか嫌われたら…

そう考えずにはいられないんです

僕の考えは間違ってますか??
それとも、既に他の人がいるんですか??

心が苦しいんです
わがままは言いませんから
「離さない」なんて約束はいりません
ただ、不安な時に一緒にいてほしいんです
隣にいて、抱き締めて、安心させてください

あなたを思って流した涙も、あなたに会えない孤独も…
あなたの事を考える幸せも、あなたからもらった全てが僕を強くしてくれるんです。

それがあれば僕は一人でも大丈夫だから、あなたが僕から離れるその日まで…
その日までは僕を見て…

あなたが好きで苦しいんです…早く来て…僕を安心させて


ふと、感じた背後から包み込む常人より少し低めな体温
あぁ、やっと安心して眠れます。



僕はきっと、明日もあなたを思って泣くんです




愛の病






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