起きたら君がいなかった
2011/02/17 19:31



起きたら隣にレンが居なかった。いつも私より遅く起きるはずなのに。まったく温もりもなくて大分早く起きたのだとわかる。



「おはよー!レンは?どこ?」

リビングに下りてメイコ姉に挨拶をしてからレンの名前を呼ぶ。
でもリビングにもレンの姿はなかった。

「メイコ姉、レン知らない?」
「レンって?誰?」
「朝から何言ってるの?レンの場所聞いてるんだよ?」
「ごめんなさい。私は『レン』くんは知らないわ。お友達?」
「え・・・?」


メイコ姉はこんな冗談言わないし、冗談を言ってる顔ではなかった。

「やだなあ。レンだよ!レン!私の片割れの!」

不安を掻き消すようになるべく笑顔で言った。それでもメイコ姉の顔は変わらない。

「リンこそ何言ってるの。リンは一人っ子でしょ。」







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レン消失?みたいな



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