可愛い嫉妬/ミヤグミ
2011/03/20 14:37



「…グミヤ」

ソファーで寝転びながら雑誌を読んでいたグミヤの名前を呼ぶ。
何、と一言返ってきたが目は雑誌に向いたまま一切動かなかった。それがなんとなく悔しかった。

「何でもないよ」
「気になるだろ」

ぱっと目をグミに向けた。

「ほんとに何でもないんだもん」
「ならいいけど」


ただ名前を呼びたかっただけ!







雑誌に嫉妬したなんて言えない!






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