TFアメコミ ドリフト×パーセプター(女体化)

何のために自分自身を改造したのだと自分に問いかける。手に持った銃の重みを確かめながら自分は戦士だと言い聞かせた。何度も、口を開いて言い聞かせた。そうでもしなければ堕ちてしまうからだ。


「私は女ではない。戦士だ」


「そうだな」


「だから女扱いしないでほしい」


「無理だ」


愛しい。欲しい。抱きたい。女に溺れる煩悩、こんなにも女に執着したことはないのに。ドリフトはそう思いながらパーセプターを腕の中に抱き込む。


パーセプターが掠れた声で抗議するが、それさえも愛しい。


「嫌だ…嫌だ…このままでは…私は女になる。女に堕ちてしまうからぁ」


「アンタは女だろ。パーシー」


「パーシーなんて気安く言うな。折角、改造したのに、戦士になったのに女になったら弱くなる…また、私の身体が目が…」


銃を握る。強く握りしめる。武器を持っている感触で戦士だと実感できるからだ。


「確かにアンタは戦士だ。腕のあるスナイパーだ。だが俺にとっては惚れた女なんだよ」


ドリフトの瞳が閉じられる。パーセプターの唇に小さく口づけた。


その瞬間、パーセプターはあれほど強く握りしめていた銃を自ら落とした。


「あ、あぁ…」


私は女だ。女になってしまった。


ドリフトに無心に唇を重ねられる。パーセプターは息を乱しながら絶望した。心では嫌だと思っているのに身体が悦んでいることに。女として、女の身体が男を求めている。


「俺の前だけでは女に戻れ。パーシー」


たとえ嫌われても。愛されることはなくても。


どうしようもなく、パーセプターが愛しいのだ。










(それが恋で愛なのだから)


空想アリア

- 18 -


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -