11話
「こ、こりゃぁ!」
「お、お頭!こりゃぁ……」
「どこにこんな悪魔の実が!」
ん〜 ? 何を焦ってるんだろ?
シャンクス達が集まって何か協議し出したのを見ていると、頭にカサリ…と何かが触れたのに気づいた。
『ん?……紙? あ、神ジー様からじゃんか……なになにー?』
【やほ☆元気にしとるかな?アクリよ。
約束の悪魔の実を届けたのだがちゃんと食ったかの?その悪魔の実は【コトコトの実】といって超人系の中で最強の部類に入る悪魔の実の一つじゃ。
"声"に出したものは"言霊"となり"森羅万象"さえも操ることができるのじゃ、"物理法則無視"なことも出来るで、かなりのチートな実じゃぞぃ?
いい実を届けたじゃろ?
褒めてもいいんじゃぞ?☆ほっほっほっ!
それで頑張って人生を家族と一緒に楽しむのじゃぞ?
by神ジー様』
『あ、さっきの悪魔の実、神ジー様が言ってた贈り物だったんだ。……言霊が武器…ね…』
歌を歌う俺にはいい能力かも知れないけど……森羅万象を操って、物理法則無視とか………かなりチートっぽいんだけども。
『いいのかなぁー………まぁ、神様がいいっていってるんだから』
……いいんだよね!これなら、ルフィと海に出てもあまり迷惑かけなくてすみそうだし、神ジー様良いものくれて助かるよ!褒めはしないけどっ!!
神ジー様からの手紙を折りたたんでポッケにしまうと俺はルフィに飛び付いた。
『ルフィっ兄弟そろって能力者になっちゃったな!頑張って制御できるようになろうな!?』
「お、おう!」
これからが、楽しみだ!
それから何故か、コツコツと俺が食べた悪魔の実についてシャンクス達に教えられた俺は、この能力を必要な時以外使わないと約束させられた。
なんでも、海軍に目をつけられない為だとか……どんだけチートな能力なの!?
何でもシャンクスが言うには"伝説"級で姿と少しの能力しかしられていないほとんど"未知数"な悪魔の実という事らしい。
……神ジー様、なんつーもんをくれたの……。
とりあえずシャンクス達にはわかったと頷いておいたけど、ルフィが危なくなったらそんなの関係なく惜しみ無く使うからね!!
11話