2759♀、8018♀
みんな18さいぐらい。
雲雀さんだけ1こ上で。
「ん、キツ…」
「どうしたの?」
「いや、ブラが…」
隼人の胸を後ろから覗くと、胸がブラに納まり切らず、溢れている。
…こいつ、この間もこんなんなってなかったっけ?
昨日、隼人がウチに泊まりにきた。
夜中までガールズトークをして盛り上がり、起きたころには11時過ぎになっていた。
今日は、午後から山本と沢田と会う。所謂ダブルデート。
今はその準備中。
「君、前もそんなこと言ってなかった?」
「いや、持ってきたやつが小せぇんだよ」
「何で、サイズ合ってないの持ってきたんだい」
呆れながら聞くとサイズ合ってるブラ全部、洗ってんだよ、と唇を尖らせながら応えた。
「僕ん家来る前に買ってくればよかったのに」
「最近、金ねえんだよ」
隼人は一人暮らしをしているから、生活が厳しいのは分かる。
だけど、最近では父親から生活費が送られてきているらしいから前よりかはマシになったんじゃ…。
…そうだ。
この間、一緒に服買い込んだんだった。あの時、隼人は僕以上に服を買っていた。
そりゃあ、ブラなんて帰るお金残ってるわけないか。
「どうする?僕のじゃ小さいし…」
「…タオルかなんか巻いとけば大丈夫だろ」
この子はバカか!!
外見のことは気にするのに、何で見えないとこは気にしないかなあ!?ていうか、タオルなんかで君のでかい胸を隠せるわけないじゃないか!アホか!?
…しょうがない。
「はい」
「?んだよ、これ」
「………見て分かるでしょ」
隼人に差し出したのは、紫の生地に黒のレースがあしらわれたブラ。
まだ新品で、ハンガーもセットで着いているパンツも値札も取ってない状態のもの。
ハンガーにはE70と書かれたシールが貼ってある。
「…お前、こんな胸でかかったっけ?」
「サイズ間違えて買ったの!いらないなら返せ!」
自分でも顔が赤面しているのが分かりながら叫ぶと、隼人は口をニヤリと緩ませた。
「紫に黒、ねえ…。お前、こんなんが好きなのかよ?」
「な!?違っ…!アンダーが70なのがそれしかなかったの!だから、買っただけで…。ほんとは、もっとパステルカラーみたいなのが…」
「さっき間違えて買ったって言ってたよなあ?しっかり選んでんじゃねえかよ」
墓穴掘った!!
僕のバカ!
「……い、いつか、こんな大きさになるかなあ…って。今のうちに買っておいた方がいいかもって思ったの…」
後半にいく程、声が小さくなってしまった。
だって!こんなこと言うの恥ずかしい!!
そう思って、視線を隼人から外していると、隼人はいきなり僕を抱き締めてきた。
「ちょ、な「お前は、本当に可愛いなあ…」
「はっ!?ちょ、」
「でも恭弥は、小さいほうが可愛いぜ!」
「っさい!可愛いって言うな!咬み殺すよ!?」
それから、しばらく隼人を追い掛け回し、隼人に、そろそろ準備しねえとヤバいって!と言われ、僕達は再び準備に取り掛かった。
1時間ぐらいで、やっと準備が整った。
今は、待ち合わせを約束した駅前の噴水のところにいる。
隼人は、白のドルマンTに黒のショーパン、靴はスタッズ付きの黒のブーサン。
…同じ女から見ても、隼人は綺麗。胸も大きいし、脚もすらっと長くて…。
今日の服だって、隼人に似合っている。それに、センスが凄くいい。小物とか、ヘアアレンジも。
普通、ブーサンを履いたら足が太く見える筈なのに、それを全く感じさせない。
なんか自分とは次元が違う…。
「はあ…」
隼人と自分を見比べて、溜め息が出る。
「まだ、服のこと気にしてんのかよ」
「だって…」
「…気に入らなかったか?」
「いや、そうじゃないくて。可愛いんだけど、僕には合わないでしょ?」
今日のこの服は、隼人が選んでくれた。それは、ありがたいけど…僕には似合ってない。絶対。
白のシフォンワンピに、デニムベスト。そして靴は、黒を基調としたウェッジソール。
小物とか、ヘアアレンジは隼人にやってもらったから、凄く可愛いけど…僕なんかが、こんなの着て着飾っても似合わないし、絶対変。
僕はいつも、黒を基調とした服を着ていてシンプルなものが多い。こんな女の子っぽい格好はしたことがない。
本当は、こういう服は好き。だけど似合わないから着ない。だから、せめて下着だけは自分が本当に履きたいものを履いてる。
本当は今日もいつも通りシンプルなものを着るつもりだった。
だけど、隼人が持ってきたシフォンワンピを着させられた。
初めは嫌嫌と、断固拒否していたが隼人に、山本こういうの着た恭弥が見たいって言ってたぞ、と言われては従うしかなかった。
そっからは隼人の着せ替え人形。シフォンワンピに合うアウターや小物を着たり付けたり、脱いだり外したりの繰り返しだった。
そして、遅刻する!とあわててここに来て、気付いた。
噴水の水面に映る自分に可愛い服が似合ってないことに。
「んなことねぇよ。すっげえ似合ってる」
「ウソつけ…」
「親友の言葉、信じられねぇのか?」
「う…」
「大丈夫だよ。お前は何着ても可愛いから」
…不覚にもときめいてしまった…。
隼人は時々、こういう男前なことを言うから困る。そのたびにドキドキしてしまう。同じ女なのに。
「そういう隼人も可愛いけどね」
不意に後ろから声がして、2人で振り返ると、そこには山本と沢田がいた。
「十代目!」
「ごめんね、待った?」
「いいえ!全然!!」
隼人、嬉しそう。
隼人は僕に可愛いって言うけど、さっき沢田の言った通り、隼人は可愛い。僕よりも。
「雲雀のほうが可愛いと思うけどなー」
「や、山本!」
後ろから聞こえた声に、驚く。
まるで心を読まれていたようなセリフ。
「雲雀、そういう格好も似合うな。可愛い」
「あ、あ、ありがと…」
そんな、はにかんだような顔で言われたら否定すらできない。
山本に似合ってるって思われたなら、いいか。
ちら、と隼人のほうを見る。
隼人もこっちを見ていたらしく、丁度目が合った。
ありがと、と口パクで言うと、隼人は、どういたしまして、と答える変わりにニコッと微笑んだ。
「隼人、何浮気してんの」
「女の子同士のイチャイチャは浮気じゃありませんー」
「何、僕にまで嫉妬してるの沢田。男の嫉妬は見苦しいよ」
「え!?ツナって雲雀のこと好きだったのか!?」
「ちょっと君、黙って」
I love girl friend
(持つべきものは友!)
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やまなし、おちなし、いみなし!
あれです。
女の子同士でブラのこととかオシャレのこととか話してるのが書きたかったんです(><)
なんか、みんな別人www
雲雀さんと一緒にいる獄は意地悪な感じでw姐御みたいなねw
にょたは楽しい!
すぐ書きあがった!
獄と雲雀さんの服、考えるの楽しかった(*´∇`)
獄は結構ギャルっぽい感じだと思うんですけど、雲雀さんがよく分からなくて苦戦しました…。
結果、シフォンワンピに。
高卒したぐらいの年なんで雲雀さんの髪はロングです!くるくるってかふわふわな感じに巻いてて、ハーフアップにしてればいいと思います!
獄は、肩よりちょい下ぐらいまで伸びてればいいかなあ…。ワックスとかでくしゃって!
ツナさんはきっと、背が伸びて獄よりちょい高めになってる!はず!
とか、色んな妄想をしながら書きました!
ニヤニヤしてたよ\(^O^)/
…もっと面白く書けるように精進します。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
グダグダした小説で、ごめんなさい。