*注意
 ここを読まれる前に。以下の事項が大丈夫な方は、下までどうぞ。

☆ギャグ文です。
☆カプ要素は低いかもしれません。
☆ほぼ大半が会話文です。
☆ここはツナ獄以外に四つのカプが登場します。骸凪・雲了・リボラン(十年後)・ザンスク……以上の四つのカプが苦手だと思われる方はご覧になられない方が宜しいかと思われます。

 …以上が大丈夫な方はこのまま下へどうぞ。



















《ハルハルインタビュー》
  〜ザ☆受け攻め対談〜



『Stage.1:攻めside』



「ハヒーっ!やって参りました!ハルハルインタビュー、inボンゴレ、ドキドキ受け攻め対談!司会はもちろん私、ハルが務めさせていただきます!はい、拍手ーっ」
「…」
「…」
晴天ともいえる青空、風も穏やかで過ごしやすい絶好の日和に、予想以上に低く過ぎるテンションの中、それは始まった…。


「ちょっと、ツナさん!皆さんもテンション低いです!もっとポジティブに!ハイにいきませんと!」
「無理だよ…メンバーがメンバーだし」
「だからこそ、ボスであるツナさんがハイパーテンションで頑張らないと!」
「ハイパー…って、こんなところまでハイパーになりたくないよ…」
「……お前ら…一応突っ込んどいてやるが、一般的にハイパーテンションの訳は『高血圧』だぞ…」
呆れたように呟いた、リボーンの突っ込みによってますます下がるテンション。
それをものともしないのが、この解説者、ハルの醍醐味だろう。

「ともかく!いつまで経ってもこのままでは始まりません!はひ?そちらの方々もこちらに来て…」
「……あ゙ぁ?」
「何、君?僕に命令するわけ?」
「はひぃぃぃ!?ツ、ツナさ〜ん!助けて下さい〜っ」
「ちょ、俺を盾にするなよ!?てか何でザンザスと雲雀さん呼んじゃったの?!」
「はひぃ…レパートリーが少なかったんです…」
泣きそうな声でしがみつくハルにため息をつきながら、よくこの二人ここへ来たな…と意外と二人は素直なんじゃないかとちょっと思ったツナだった。

……が、決して口には出さなかった。

「やかましいですね雲雀恭弥。僕とクロームの青春秘話を語る今日この日に、テンションを下げる真似しないで下さい」
「青春秘話って…。てか、骸、雲雀さん一言しか発してないからな?」
「というより、確実にコイツがテンション下げたな」
「はひ?確か骸さんは呼んでなかったような気が…」
「……(うわ、呼んでないのに来ちゃったのかよ)」
どんだけ語りたかったんだ、と骸の生き生きとした顔を見ながら、少しクロームに同情する。

「ともあれ、骸さんの言う通り、皆さんには青春秘話を語っていただかねばなりません!さあ、ではまず『相手の可愛いと思うところはどこですか?』」
「何言ってんの、ハル!獄寺君は可愛いの塊みたいな人じゃない!何あの犬みたいに俺にデレデレなところ!何あの俺限定な笑顔!可愛いんですけど!」
「……なんだかんだ文句言ってたくせに、一番ノリノリな解答だな…ツナ」
「うるさいよリボーン!そういうお前だって内心じゃランボの事そう思ってんじゃないの?」
「はぁ?馬鹿言うな。お前、どこを見てあのアホ牛に可愛い部分があるように見えんだ?あ?」
「え?俺に聞くの?てかお前んとこの話を何で俺に聞くの?しかも軽く酷くない?お前」
お前のところにはたして愛は存在するのか?
そう聞いてみたいツナだった。

「クフフ、では次は僕の番ですね…」
「あ、お前んとこはいいや。クロームが可愛い女の子だっていうのは皆知ってるし。お前の話聞きたくないし」
「同感だね、気持ち悪い」
「ちょ、綱吉君?雲雀恭弥?!人の邪魔しないで下さい!」
「ていうか、あれだろ?お前のとこは『美/女/と/野/獣』の逆バージョンみたいな関係だろ?」
「は?」
「野獣かと思ったら王子様だったの逆で、紳士かと思ったら変態だったみたいな」
「クロームに同情するな」
「黙りなさい、綱吉君!アルコバレーノ!」
権勢するように叫ぶ骸だが、誰もが呆れた顔で見るだけで、全く効果がない。
そもそも、間違っていないと思っているからだ。
「大体、文句言うなら君はどうなんですか、雲雀恭弥!?君のところこそあのボクシング男のどこに可愛さがあると言うんですか!?」
「……虐めがいがあるところ」
「「……!(ドSだ…!)」」
ニヤリ、と笑った雲雀を前に、この日初めてツナと骸の心の声がハモったという。

「はひ、皆さんが盛り上がったところで!」
「……盛り上がってないよ、ハル」
「はい、じゃあ最後そちらにいらっしゃるボンゴレ暗殺部隊の…」
「……」
「ひいい!ツナさ〜ん!やっぱり怖いですー!」
「だから俺を前に出すなよ!元々無理があるんだよ、ザンザスに恋ばななんて…」
「……くだらねぇ。そもそもあのカス鮫の可愛さだ?そんなもんあの馬鹿みてぇな気丈な態度そのものに決まってんだろうが。そもそもカス鮫の単純馬鹿なところは…」
「ーーって、語るのかよ?!何でそんな積極的なの?!しかも一番のろけだしたよ、この人!」
「ツ、ツナさん…しかもまだ話続いてますよ」
「…これは長引きそうだな」
「…てことは打ち切り…?」
「はひぃぃ〜っ!質問が一つしかできなかったですぅ…」



終わる。



受け側

*注意
 再び、ここを読まれる前に。以下の事項が大丈夫な方は、下までどうぞ。

☆ギャグ文です。
☆カプ要素は低いかもしれません。
☆ほぼ全てに近いくらいが会話文です。
☆ここはツナ獄以外に四つのカプが登場します。骸凪・雲了・リボラン(十年後)・ザンスク……以上の四つのカプが苦手だと思われる方はご覧になられない方が宜しいかと思われます。

 …以上が大丈夫な方はこのまま下へどうぞ。



















《ハルハルインタビュー》
  〜ザ☆受け攻め対談〜



『Stage.2:受けside』



「またまたやってまいりました!ハルハルインタビュー、inボンゴ………もがっ!?」
「黙れアホ女!ったくなんでこんな所に呼ばれなきゃなんねぇんだ!」
「ちょ、台詞の途中で口塞がないで下さい獄寺さん!苦しいじゃないですか!」

再び始まったこの不明な展開は、またしても纏まりのない始め方をしたのだ…。


「…もう、獄寺さんのせいで決め台詞が言えなかったじゃないですか」
「何が決め台詞だ!テメェ一人ノリノリになってんじゃねぇよ!」
「はひ?そんな事ありません。皆さんノリノリですよ?」
ほら、とハルが指し示す方向に視線を向けるとー…
「決め台詞だと?!極限に俺も決め台詞を言うぞーっ!!」
「うお゙お゙いっ!ウルセェぞコラァ!」
「………あれはノリノリな訳じゃねえよ。例えノリノリだとしても、このメンバーじゃ不可解な光景だろうよ…。つうか、何で本当にこの人選チョイスしたんだよ…。てか、スクアーロ、テメェもウルセェよ!」
「…獄寺氏も変わらないくらい声大きいですよ」
「あ゙ぁ?」
「ひぃいい、すみませんっ!」
怯えて縮こまるランボを、さりげなく宥めるクローム。
「はひ、クロームちゃんも来て下さったんですね」
「…うん」
「あ?クロームも呼ばれてたのか?」
「それが…実は攻め対談の方で呼んでもいない骸さんが来ちゃいましたので、急遽御呼びしたんです」

クローム、可哀相に。

この時、珍しく獄寺が心の底から他人に同情したという。

「つうか…こんだけメンバーいるなら俺、必要ねえじゃねえか。アホくせぇ…帰るぞ」

(駄目だよ、獄寺君!君がいなかったら誰が俺達の愛情を語るのさ?!)

「はっ?!じ、十代目?十代目の声がっ?!もしやテレパシーですか?テレパシーですか?十代目っ十代目ぇーっっ!!」
「は、はひぃ?!獄寺さんが何やら怪しい電波を察知したみたいですぅ!」
「馬鹿野郎!十代目の何処が怪しいんだっ!!」
「……獄寺氏、ぶっちゃけ時々ボンゴレは怪しいですよ、申し訳ないですが」
「うるせぇアホ牛!十代目っ…わかりました!俺がキッチリこいつらに十代目の素晴らしさを語り伝えます!」
「…ゔぉい…主旨変わってねぇか…?」
「といいますか、ハルが司会者なのに〜っ」
半泣き状態なハルを無視してどんどん先へ話を進める獄寺。

結局は、一番ノリノリなのは隼人だね。

…この時、クロームはそう心の中で微笑んだ。

「いいか!お前ら!よく聞け!今から俺が十代目の素晴らしさを叩き込んでやる!忘れないようにメモしておけよ!特に芝生!」
「む、よし!極限に任せておけ!」
「いやいやいや、笹川氏、本気でメモんないで下さい!余計な情報ですから!」
「何が余計だ!十代目をなめんな!あの方はすげえんだぞ?いつも男らしくて洗練された美しい微笑みで優しく俺を慰めて下さるんだ!」
「ゔぉい……洗練された美しい微笑みって…」
「いや、それもう既に別人でしょう…?」
「うおおっ!極限に男らしいとは、豪快に笑う事だぞタコヘーッド!」
「ウルセェよ!さっきから文句ばかり言いやがって!そういうテメェらこそ、ザンザスやリボーンさんや雲雀のいいところ上げてみろよ!テメェらだって自分達の相手の事になりゃあ美化した話を…」
「…………あのクソボスのいいところ…?」
「…………リボーンのいいところ…?」
「「………」」
「あ……いや、悪かった。聞いた俺が悪かった。そ、そんな通夜みたいな顔しなくても…」
「うん?雲雀のいいところか?あいつは極限に面白いぞ?いつも練習相手になってくれるしな!深夜いきなり窓ぶち破ってトンファー振り回したり、学校ですれ違い様に殴り掛かってきたり」
「いや、待て。もういい。違う意味で悪かった、聞いて。てか、それなんか違うからな。いいところと違うからな?」
肩をがっちり掴んで制止してくる獄寺に、意味がわからないと首を傾げる了平。

「はひ、何だか暗い話になってきちゃったじゃないですか?!そ、そうだ!クロームちゃんは骸さんのいいところはどこだと思われますか?」
「骸様の………」
「…」
「…」
「…」
「…」
「………シルエットがわかりやすい?」
「ーーって、おい?!そんだけ長い間を空けて考えておいて、浮かんだのそれかよ?!」
「成る程!シルエットですね!」
「成る程じゃねえよ、何納得してんだアホ女!つうか、他にはないのかよ?さすがに可哀相過ぎるだろ、骸がっ!」
「………あ。じゃあ、幻術で人の心的領域に無断でズカズカ入り込む神経?」
「…(クローム?)」
「…(いいところ…?)」
「…なあハル。これこの辺でやめようぜ…。何でか俺がいたたまれない気持ちになってきた…」
「は、はひぃ〜また全然対談になりませんでした〜」
ここにいる大半の人間に、骸への同情心を少し芽生えさせて。
こうして不可解な組み合わせの対談が終わったのだった。



終わる。



**************

☆後書き☆
…なんでしょ…コレ。全然対談になってないですね。す、すみません。
しかもマイナーカプばかり。いかに普段自分がツナ獄・獄受け以外はノーマルにしか目を向けてないかがわかりました。
ちなみに、リボランは十年後ですよ。

なんだかギャグにもなりきれてない中途半端な作品になってしまいました。ひいー。
ともあれ、一周リクエスト「ツナ獄+αで受け攻め対談」でした。
リクエストありがとうございました!


2010.2.25


〜感謝文〜

るぅと様のところから、お嫁にきていただきました^^


いやっふぅぅうう!!
またまたるぅと様からです!

こんな私と仲良くしてくださる、るぅと様は本当にお優しいですーっ。神様です^^


今回も、沢山萌えさせてもらいました…。
るぅと様の書かれる、ごっっきゅんは可愛くて可愛くて仕方ないです。ニヤニヤします。あ、変態ですね。この発言。

今、かなりテンション高いんで、変態発言しまくりです。逃げてーっ←誰に言ってる。
……テンション高いって、血圧高いってことになるんですかね??
この小説を読んで、疑問に思いました。

ではでは、いつも沢山の萌えをありがとうがざいます!!
いつまでも愛してますー!!←

本当に、ありがとうございました。
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