Garden


月鼠の砂宿


参加者


GM.千穂
PL.ひよにし屋/市閑 要哉
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GM:それではインスタントシナリオTP「月鼠の砂宿」セッションを開始します!よろしくお願いします。
市閑:よろしくお願いします!
GM:【銀の月の浮かぶ夜】
GM:冷たい夜風がふく砂の大地、
月のでる夜だけ、ひっそりと店を開ける。
ときには異世界の者も呼び寄せ、白檀の香りに招かれてのぞけば、
そこには角を生やした、山羊のような、鼠のような、
白い毛を生やした獣人がひとり。
市閑:「……」
市閑:「……すげえ」
GM:店主は、市閑くんの姿をみとめると、ゆっくりと顔をあげます。
店主:「いらっしゃい。ここは、幻想装具店・月鼠の砂宿。
この世界のあらゆる素材をつかって、モノを作って売る店だよ。 ・・・君は、どんなものをお望みかな」
GM:店内には、小瓶に詰められたさまざまな種類の”素材”が並んでいます。
GM:素材のリストは共有メモをご覧ください。
GM:シークレットダイス
GM:・・・店の奥に、布をかぶった棚があるのが見える。どうやら本日は、それらを並べていないらしい。
市閑:「え、すげえ」二回目
「とにかく殺しに特化したものがいいな。武器が欲しい」
既にいくつか持っているというのに、まだ欲張ろうとする。
店主:「武器、だね。了解したよ。ひとつの品を作るのに、3つまで素材が選べるよ。
 気になる素材があれば、手にとって見てみてくれ。僕が、どんなものか説明するからね」
店主:「殺しに特化したものか、そうだな・・・。僕が素材をいくつかみつくろってみようか?」
市閑:「お、やってよ。勘じゃ当てられなさそうだし」
店主:「OK,じゃあ少し待ってね」 店主はにっこりとほほ笑むと、棚の素材からいくつか取り出します。
店主:「まずは、死神の衣。これは、人の死を待ち、魂を刈り取る死神の衣の切れ端だ。
 夜の闇に溶け、気配を消す。さらに、魂の質を読み取ったり、加工の仕方によっては、息の根を一瞬で止めるような効果もある」
市閑:「……へえ」
店主:店主は、手前の棚に並んでいない素材を、壁際の棚から、取り出してきます。
店主:「次に、瞬撃の針」
店主:「これは、相手の急所に狙いをすまして、一撃で仕留めることを目的に作られた針だ。
 扱うには、狙いをよく定め、心の迷いを失くす精神力が必要になる。もつものの感覚を、極限まで研ぎ澄ませる効果があるよ」
店主:「あとは、そうだな」
店主:「大蠍の毒線や、少し珍しいものを使うなら、呪いの毒林檎。これを使えば、相手を苦しめる付与効果もつけることができるだろうね」
店主:「僕からのおすすめは、こんなところかな」
市閑:取り出された物を一通り眺める。
ふと、何か気になったように、弱く瞬きを繰り返す。
「……ねえ、気に入らなかったとかじゃなくてさ、そうだな、ちょっと悩んでるんだけど。
他の効果のも、訊ねてもいい?」
店主:「おや、構わないよ」 店主は頷きます。
市閑:「逆にさ、苦しみとか悲しみを取り除けそうな効果のものとか……」
少し、喉が渇く。
「嫌なことを取り消せそうなものとか、ある?」
店主:「なるほどね、魔除けのようなものだね。それなら・・・」
店主:「まずは、黒猫の吉兆。・・・黒猫は不幸の象徴なんていわれることもあるけど、そんなことはない。
 彼が目の前を横切るのは吉兆さ、魔除けの力もある。見たらきっといいことが起こる・・・そんなものを閉じ込めてあるよ」
店主:「次に、天使の笛。この音色は、人々の心を浄化して、清いものにする力があるね。心を落ち着かせるには、ちょうどいい素材かもしれない。
 聖なる力がこめられていて、邪悪なものから君の身を守ってくれることだろう」
店主:「あとは、そうだね・・・」 店主は、また棚に並んでいない、壁際の収納庫から素材を取り出します。
店主:「胡蝶の安らぎ、なんてどうだろう。これは、夢を飛び、悪い夢を良い夢に変える力のある蝶の鱗粉だ。
 催眠効果もあるから、ゆっくり眠りたいときにもいいね、逆に相手を眠らせる効果をつけたいときにも、使われるよ」
市閑:「ゆっくり眠りたい時、ね」
店主:「あとは、永遠の木を使った品物なら、見た目の温かさもあって、心が安らぐんじゃないかな。聖なる手というのも、天使の笛と似たような効果があるから、おすすめだ」
店主:「僕からのお勧めはこんなところかな」
市閑:「死神の、加工の仕方によっては息の根を一瞬で止められる……っていうのは例えばどういう加工?」
店主:「そうだね、ちょうど一緒に素材として例にあげた、瞬撃の針と組み合わせたり・・・呪いの効果のあるものと組み合わせれば、その力を増幅することができる」
店主:「武器の形としては、暗器や魔具がちょうどいいかもね」
市閑:「死神の衣と、瞬撃の針と、例えば……黒猫の吉兆か、胡蝶の安らぎ、そーいうのと合わせてさ」
視線を落とし、また弱く、瞬きをする。
「殺した相手が、幸せを感じながら死んでいけるものが、理想かな」
店主:「ふむ・・・なるほどね、それは面白い」 店主は関心したように言います。
店主:「それなら、死神の衣、瞬撃の針、胡蝶の安らぎがいいだろう。・・・面白いものができそうだね」 ふふっと店主は笑います。
店主:「材料は、これでいいかい?ほかに、作る武器についての希望があれば聞くよ」
市閑:「あ、その前に、『死者の嘘』って何?」
市閑:「ちょっと気になる」
店主:「死人の嘘。それは誰かの、大切な人だった人の、嘘。
 大切な人のためについた嘘かもしれないし、自分の欲望のための嘘だったかもしれない。それは裏切りでもあり、約束でもある。
 いずれ真実という光によって照らされ、消えていく影のようなものだ」
店主:「そうだな、この組み合わせなら、胡蝶の安らぎと変えても、同じような効果の武器が作れそうだよ」
店主:「与えた苦しみを、死人がついた嘘によって、安らぎに変える、というような具合にね」
市閑:「じゃあ胡蝶と変える。なんか、良いしさ」ふ、と笑みを浮かべる。
店主:「そうだね。なんとなくだが、君にも似合う気がする」 店主も小さく笑います。
店主:「それじゃあ、この材料で武器を作るよ。お代は、完成してからでいいからね」
店主:みすった。お代の効果で武器の強さきめるんだった。
市閑:「おっ頼む。折角だから暗器系がいいな。堂々と狙えるものいっぱい持ってるし」
市閑:おkw
店主:「それじゃあ、この材料で武器を作るよ。お代をいただいてもいいかな?
 どんなものでも構わないよ。差し出してくれるものによって、武器の質をあげることもできるけれど」
店主:「暗記だね、了解したよ」
市閑:「果物ナイフ、リベレーター、ロッド……ああこのロッド、夜半のランプが原動力で流れ星のバッヂが召喚用媒体なんだよね。それも渡す」
市閑:言いながらそれを出していく。
店主:「おや、こんなに貴重なものを・・・いいのかい?」 
店主:「じゃあ、お代として頂いて行くね」
市閑:「いいよ、殴って星が出てくるのはちょっと……うん」どこか遠い目をして頷く。
「それでよろしく」
店主:「ふふふ、なるほどね」 ちょっと笑っている。 「じゃあ、少し待ってもらおうか」
店主はそういうと、傍らの椅子に市閑くんを案内して、月光花のお茶とお菓子を出してくれます。
GM:ということで、武器精製までしばらくお待ちください
市閑:もぐもぐ
店主:「さて、こんな具合でどうかな」
GM:店主ができあがった武器を持ってきて、奥から出てきます。
GM:「最期に見た夢」
物理固定値 +3 闇属性付与時2倍

闇に溶け、気配を消す「死神の衣」
一瞬のうちに相手を仕留める「瞬撃の針」
死人の最期の言葉「死人の嘘」
を素材として使った武器(暗器)。

この武器を装備している状態では、
以下のスキルについて特殊な効果がある。

「隠れる」「隠す」
自動取得する。
戦闘中に、1ターンの消費をして使用すれば、
装備者の姿は闇に溶け、気配を隠し、不意打ちが可能となる。

不意打ちによる攻撃の場合、
(連続攻撃の場合は最初の一撃のみ)
相手は受け流し・防御が不可能であり、
回避・直観回避は半分の値で受けなければならない。
見切りの場合にも判定が発生し、
相手は成功値-20で行うこと。
一度攻撃した後は、
再び「隠す」「隠れる」を使用しない限り
この効果は得られず、
またこの攻撃より次の回避時に、
自分の回避率が-15される。

相手が生身でこの武器の攻撃を受けた場合、
1d100<=25を振り、(不意打ちの際は1d100<=45)
成功すれば相手を睡眠状態に陥れる。
次の相手のターンまでの間にその者が目覚めなければ、
その者は安らかな眠りの中、幸福に溺れるように息絶える。

この武器によってとどめを刺された場合も同様に、
その者は幸福な光景に溺れるように、
痛みを忘れ、安らかに息絶えていく。

息絶えた者が最期に残したかった「嘘」を、
装備者は聞き取ることができるだろう。
GM:物理固定値は+4にしておきます!
どどんとふ:「GM」がログアウトしました。
どどんとふ:「」がログインしました。
店主:「どうだろう?気に入ってもらえそうかな」 店主はにこにこしています
市閑:「うん、いい。これで少しは安らかに終わらせられる」
満足そうに頷いた。
店主:「それはよかった。大事に使っておくれ」
店主:店主は満足そうに微笑みます。
店主:「そうしたら、お別れだね」
GM:店主がそうつぶやくと、市閑くんの視界は煙のように揺らぎ始めます。
GM:聞こえるのは、さらさらとした砂の音。
市閑:小さく、さんきゅ、と呟いて、意識を任せる。
GM:・・・そして、気づけば拠点のベットの上。傍らには、闇をまとう漆黒の暗記が置かれていました。
GM:砂の大地に浮かぶ、あの銀色の月のひかりを、ぼんやりと覚えている・・・。
GM:・・・ということでシナリオクリアです!!お疲れ様でした
市閑:お疲れ様でした!
市閑:やっためっちゃ満たされたうれしや
GM:報酬は「最期にみた夢」ですね BBSにのっけておくので、効果の確認などはそちらでお願いします。
市閑くんが書き込むことはとくにないので大丈夫ですー!
GM:よかったーーー!!
GM:デザインができたらまたツイッターで投げますね
市閑:了解です!ありがとうございます
GM:そしたら自由解散ですよ!!
市閑:はい解散!
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