Garden


虫籠のなかのliberté


参加者


GM.シルフ
PL.黒天使/ディザイヤ・ラディス・ヴァートラ
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GM:それでは、これより「虫籠のなかのliberté」始めたいと思いますー!
ディザイヤ:よろしくおねがいしまーす
GM:・・・ふと、気がつけば。
あなたは真っ暗な空間に立っています。目の前には一枚の扉。
少し視線を落とせば、あなたは手に、見覚えのあるものを持っていることに気がつくでしょう。
そう、それは、気づけばぼろぼろになってしまっていた、あなたのとても大事なもの。
ディザイヤ:「…はあ………」肩を落とし
GM:周囲には扉以外なにもありません。どうしますか?
ディザイヤ:なんとなく開いてみます
GM:では、あなたが扉を開けると、チリンチリンとドアベルが鳴る。
真っ先に目に入ったのは、奥の壁にある古時計。
右側にチラと見えたカウンターから察するに、カフェバーのようですね。
GM:なかに入りますか?
ディザイヤ:はいりますー
ディザイヤ:「…失礼するわね」
GM:【意味なしアリス】
GM:あなたが入ると、カランカランとドアベルが鳴る。
周囲にはソファや一人がけの椅子が配置されています。
右側には、先ほども見えたL字型のテーブル。いわゆるカウンターというやつです。
・・・ドアベルの音に気付いたのか、カウンターの右端に座っていた人物が、あなたに視線をやります。
GM:短い深緑の髪に、人形のように整った顔つき。女の子でしょうか。
少女は入ってきた貴方を見て、一瞬驚いた様に目を見開いたと思えば、
すっとその青緑色の瞳を細めました。
???:「・・・・・・・・・・・・・・・」不可解と言いたげな色が混ざった表情です。
???:「・・・・・・それで、貴方はだ」れ、と続けようとしたのでしょうか。
その形の良い唇は声を出すのを途中でやめ、
その深海と樹海が混ざったような瞳は、貴方の手にしているブラックジョーカー&レッドジョーカーに向けられます。
???:ひゅ、と息を飲むと、勢いよく立ち上がりますね。
「その子・・・!? 一体・・?!?」
ディザイヤ:「…気が付いたら壊されてたのよ」
ディザイヤ:「はあああああ……」大きなため息
???:「・・・そう」痛ましげに目を伏せる。「酷いことをする人もいるものね」
ディザイヤ:「そうなのよ…はぁ…」
ディザイヤ:「これを直そうにも、知り合いにはいなくて、どうしようもなくて…」
???:「・・・ならば、私に直させて欲しい」
???:少女はまっすぐ貴方を見つめてそう言います。
ディザイヤ:「…え?」
ディザイヤ:「直せるの?」
???:「ええ」こくりとうなずく
ディザイヤ:「直せるならぜひお願いするわ!!!!!!!!」
ディザイヤ:「あたしこれがないとご主人様守れないし顔向けもできないのよおおおおおおおおお」ぶわっと泣きだす
ディザイヤ:「ああああああよかったああああああああああああ」ぐずぐず
???:ディザイヤさんの返事を聞いて、少女はほ、とその無表情を緩ませた、ような気がしたかもしれない。
「まかせて」
???:彼女はあなたの手からその二丁拳銃を勝手に取ると、
自分が元座っていた席の前に起きますね。
???:そしてカウンター内部に入ると、したからよいしょと、大きめの箱を取り出します。
どうやら修復に必要な道具が入っている箱の様子。
???:そして席に戻り、黙々と修復作業を始めました。
ディザイヤ:「………」じっと見てます
???:〜〜作業中〜〜
GM:さてさて、少女が修復作業を終えるまで幾ばくか時間がかかりそう。
しばらくこのカフェバーで暇をつぶすしかなさそうだ。
ディザイヤ:「待ってる間暇ね…どうつぶそうかしら」
GM:ぐるっと周囲を見回せば、カウンター内部の端の方、壁際にはコーヒーミルが置いてあります。
棚にはお酒が、その隣の棚にはグラスやティーカップ等の食器類が、
そのまた隣の棚には茶葉やコーヒー豆の缶が収まっていますね。
ディザイヤ:「……ねえ、ここの茶葉とかって、使っていいかしら?」
GM:また、正面奥の壁には大きな古時計があります。
その左側の奥の壁には階段がありますね。
GM:カウンターの向かい側には、座り心地の良さそうなソファや椅子・テーブルが配置されています。
???:「そ・・・・・・ええ、好きにすれば良い」
???:それだけ言うと、少女は修復作業に戻ります。
ディザイヤ:「じゃあ…あなた、紅茶とコーヒー、どっちが好き?」
ディザイヤ:「直してくれるお礼で、腕によりをかけておいしいのを入れるわ」
???:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
???:「・・・コーヒー」
GM:そっけなく少女はそう言いました。
ディザイヤ:「わかったわ」
ディザイヤ:ではコーヒー豆をひいてコーヒーを入れ始めます。料理でふればいいかな?
GM:いえっす!制作_料理でどうぞ!!
ディザイヤ:1d100<=80
DiceBot : (1D100<=80) → 9 → 成功
GM:>>9<<
GM:美味しくできましたー!
ディザイヤ:「はい、どうぞ」
ディザイヤ:と女性に要れたてコーヒーをさしだしておきます
ディザイヤ:ミルクと角砂糖もそえて
???:「・・・」ちら、と見やっただけで黙々と作業に戻ります。
ディザイヤ:「……」そっとおいておいて、邪魔しないように奥へ見に行きます
GM:シークレットダイス
ディザイヤ:!?
GM:と、ディザイヤさんが店の奥に行こうとすると、左奥の壁にある階段から、とん、とん、と誰かが降りてくるような音が聞こえてきます。
GM:流れるような長い黒髪。目は少しぼろぼろな包帯で覆われているため見えません。
形だけは十二単に似た質素な着物をきたその人は,
ディザイヤ:「…?」
GM:まるでディザイヤさんの姿を見留めたように、足を止めます。
???:「・・・あら」
ディザイヤ:「…お邪魔しているわ」とお辞儀
???:「・・・」する、となにやら手を動かす。何かに納得したように頷いて。
「そうですか。いらっしゃいませ」彼女は微笑んで、ディザイヤさんに会釈します。
ディザイヤ:「?」
ディザイヤ:「あの、貴方は?」
???:ちら、と彼女は、修復作業に勤しんでいる彼女を見やるような動作をし、
ディザイヤさんに顔を戻しますね。
???:「ああ、初めまして。私はここに住まう住民が一人、
糸紡ぎの女と、申します」
ディザイヤ:「糸紡ぎの女…?お名前はないのかしら」
ディザイヤ:「…いえ、ぶしつけだったわ。気にしないでちょうだい」
???:くす、と笑い声を漏らしますね。「いいえ」
???:「そうですね、「糸紡ぎの女」とは呼びにくいのでしたら、「クロートー」
そうお呼びください」
クロートー:「外から来た人。どうぞおかけになってくださいな」
ディザイヤ:「クロートーね」
ディザイヤ:「ありがとう」
ディザイヤ:「…そういえば修理屋さんのお名前も聞いてなかったわね」振り返って
クロートー:「いいえ、いいえ」クロートーはカウンターへ歩くと、棚を物色しますね。
「コーヒーと紅茶、どちらがいいかしら」
クロートー:「ああ、彼女はジル。ジルと、いうんです」
ジル:修復作業なう
ディザイヤ:「ああ、大丈夫ですよ。むしろこちらがいれさせてくださいな」
ディザイヤ:「それと、先ほど少しコーヒーのほう、使わせてもらいました。ごめんなさいね」
クロートー:「私に淹れさせてください。お客様にお茶を出す、ということを、一度やってみたかったんです」
くすくす「それに、いいんですよ。ここは、減らないぐらいにたくさんあるのですから」
ディザイヤ:「あら、それならよかったわ。じゃあありがたくいただきます」
クロートー:「ありがとう。ええっと・・・コーヒーと紅茶、どちらがいいんでしたっけ」
ディザイヤ:「紅茶をお願いしても?」
クロートー:「わかりました」ふ、とクロートーは微笑みます。
クロートー:シークレットダイス
ディザイヤ:静かに待ちます
クロートー:ちょっとおぼつかない手つきながらも、ちゃんとお湯を沸かし、カップを温め、
紅茶を淹れていますね。蒸らし時間もちゃんと測ろう。
クロートー:しばらくして、ティーカップを二人分とポットをトレーに乗せ、
ディザイヤさんの近くの席のテーブルに置きます。
ディザイヤ:こわいこわい
ディザイヤ:「・・(ちょっとこわかったわね)」
ディザイヤ:「ありがとう」
クロートー:「お口に合えばいいんですが・・・」カップに紅茶を入れ、ディザイヤさんに差し出します。
クロートー:自分の分も淹れたらソファに座って飲みますね。ふう、と一息。
ディザイヤ:「いただきます」と一口
クロートー:クロートーは静かに微笑んでいます。
クロートー:「それで、外の方。あなたはどこから? どうやってここへいらしたのでしょう」
ディザイヤ:「…扉があったのよ」
ディザイヤ:「今、ミスジルに直してもらってるあたしの大事なものをいつの間にか持ってね」
ディザイヤ:「まるで直してもらうために来たみたいだったわ」
クロートー:「・・・なるほど」クロートーはなにやら手を動かしながらいいますね。
クロートー:その手の内から、まるでたった今紡がれたようにするりと、白い糸が伸びてきました。
ディザイヤ:「…?」
ディザイヤ:「それは?」
クロートー:「・・・そう。なんだか少し、運命的ですね」
「? ・・・ああ」
クロートー:「もしかして驚かせてしまいましたか? すみません」
クロートー:「これは、あなたが口にした、あなたの言葉ですよ」くす「と、言うと、更に驚かせてしまうでしょうけれど」
ディザイヤ:「いいえ、別に」
ディザイヤ:「アタシ、言霊とかはちゃんとあるって知ってますから」にっこり
ディザイヤ:「だから糸紡ぎの女、なのね」
ディザイヤ:「素敵だわ」
ディザイヤ:「運命的、そう、運命的だわ」
クロートー:「あら」目をぱちくり。「・・・ふふ、ありがとうございます」
ディザイヤ:「私はあのお方に顔向けできなかったところを、あの子に助けられたものよね」
クロートー:「・・・あの銃がないと、あなたは、あなたの大事な人に顔を合わせられない、と?」
ディザイヤ:「ええ」
ディザイヤ:「あれは、私の命そのものなの」
ディザイヤ:「大事な大事なもの。私の「ご主人様」の名前が入った、あの方が私だけに作ってくださったものなの」
クロートー:「命・・・・・・そう」クロートーの手はするすると糸を紡ぎます。
それは赤い、赤い、真っ赤な糸。
運命のように鮮やかで、情熱のように燃えたつ赤。
クロートー:「・・・本当に、大事なんですね」
ディザイヤ:「ええ」
ディザイヤ:「私は、あの方の駒の一つなの。ゲームのね」
クロートー:「ゲームの、駒?」
ディザイヤ:「そう、駒」
ディザイヤ:「あの方の望みをかなえるための一つの駒」
ディザイヤ:「でも、アタシはそれが何よりも幸福。考えることを捨ててるのではないわ。考えてアタシはあの方を狂信してるの」
ディザイヤ:「チェスでいうところの、クイーンにアタシはなりたいの。トランプのクイーンではあるんだけどね」くすくす
クロートー:するすると、今度は赤がより濃くなった糸が紡がれる。
「とても一途で、情熱的、熱烈。・・・こんな糸を紡いだのは、久しぶりのような気がします」
クロートー:「ああ、でも・・・そうね、彼が言った通り忘備録のような物だから、自然とそうなるだけというのもあるけれど」
ディザイヤ:「…?」
ディザイヤ:「…アタシ、あれが壊れたときね」
ディザイヤ:「大人のくせして、ついついガキくさく怒っちゃったのよ」
ディザイヤ:「なんで壊れたか覚えてないのにね」
クロートー:「・・・大事な物だから、怒ったのでしょう?」
ディザイヤ:「ええ」
ディザイヤ:「そして、同時にこう思ったわ」
ディザイヤ:「壊した奴を、殺してやるって」
ディザイヤ:「壊されたと思ってたのよ?あたしが間違えて壊したかもしれないのに」
ディザイヤ:「ただひたすら、「殺す」を連呼してたわ」
クロートー:「ふふ、行動的ですね」くすくす
ディザイヤ:「今でも思ってるくらいよ?」
クロートー:「・・・とても思いが、強い方」
ディザイヤ:「ええ。だってあたしは赤いハートのクイーン」
ディザイヤ:「情熱的でないと、だめだもの」ウインク
クロートー:「・・・とても、素敵」クロートーは微笑みました。
クロートー:「・・・ああ、そういえば」
ディザイヤ:「ふふ、ありがとう」
ディザイヤ:「?」
クロートー:「あなたは・・・ずっと鮮やかに覚えておきたい言葉は、ありますか?
あるのならば、私が糸を、紡いで差し上げましょう。
言葉で紡いだ糸を身につければ、その言葉が、記憶が、
より鮮やかに蘇ると、そう、評判だったんです」
クロートー:「いえ、以前来た方も、その前に来た方も、
言葉、というより、記憶の糸を欲しがった物ですから。
あなたも必要としているのだろうかと、思いまして」
ディザイヤ:「…そうねぇ」
クロートー:「・・・その方はどうしてだか、いくつか記憶が沈んでしまっていたので、
私がまず、その記憶を引き出してから、語っていただいたのですが」
ディザイヤ:「…そうなの」
ディザイヤ:「アタシも確かに沈んではいるけど、でも、あの方のことだけは思い出せてるの」
ディザイヤ:「アタシの覚えていたい、鮮やかに覚えていたい言葉…」
クロートー:クロートーは、あなたの言葉を待っています。
ディザイヤ:「………あの方がいってくれた、「綺麗」という言葉」
ディザイヤ:「あのお方がいってくださった、その言葉だけを、覚えていたい」
ディザイヤ:「たとえ、あの方を忘れても、あの方を思い出せるように」
クロートー:「・・・そう」彼女は、顔を傾ける。
包帯の下の目は、開いているのか、閉じているのか。
クロートー:「では、言葉の糸を、紡ぎましょう」あなたの言葉を、つまむように。
見えない繭から糸を紡ぐように。
クロートー:彼女の指から紡がれた糸の色は、白。
なにものにも染まらない、染められないその色。
ただ一つそこにある、確かな白。
クロートー:「・・・あなたにとっては、本当に大切なのですね」
そう言って、クロートーはあなたへその白い糸を渡す。
ディザイヤ:「…」無言で受け取ります
GM:そのとき、緑髪の少女・ジルが二人の座ってる席にやってきましたね。
ジル:「完了した」そう言って、ディザイヤさんの前に預かっていた物を置きます。
一つは黒、一つは赤の、2丁拳銃。
トランプを模したデザインのそれは、元通りの艶やかさを誇っている。
ジル:のマークが抜けた
クロートー:「あら。お疲れ様、ジル」
ジル:「・・・」ジルはふいっと踵を返し、元の席へ戻って行きます。
そして傍らに置かれたコーヒーを一口。
クロートー:「良かったですね。外の方」にこにこしているのが雰囲気で伝わります。
クロートー:「帰りたければ・・・おそらく、あの扉を潜れば帰れるでしょう」
そう言って、あなたが来る時にくぐったお店の出入り口を手で示します。
クロートー:「前に来た方も、そうでしたから」
ディザイヤ:「…そうなの」
ディザイヤ:「ありがとうね。ミスジル」にっこりほほ笑む
ジル:「・・・いえ」
ジル:「やりたいことを、しただけだから」
ディザイヤ:「ふふ、それでもアタシはあなたにお礼が言いたいのよ」
ディザイヤ:「じゃあ、失礼させていただくわ」
クロートー:「・・・そう。どうか、お元気で」
クロートー:「あなたにこれからも、糸の元となるたくさんの繭が、集まりますように」
GM:ではディザイヤさんが来た時同様、出入り口のドアを開いて、その向こう側へ足を踏み入れると・・・
GM:・・・ここは、あなたの部屋の中。
ドアを背にする形で立っています。
今まで何をしていたんだったか、あなたは思い出せないでしょう。
ただ、見覚えのない白い糸と、綺麗に修復された二丁の拳銃が、あなたの手の中で輝いていました。
GM:【ED】
GM:というわけで「虫籠のなかのliberté」クリアです!お疲れ様でしたー!!
GM:報酬は「修復されたアイテム」です!!!
GM:カフェバー内にあるもので飲み物を作り、また制作_料理に成功したものを口にしたので、
ステータス3pt or SP30さしあげまっす!!
GM:おまけ報酬ですのん。
GM:また、「白い糸」もおまけ報酬です!
ディザイヤ:おつかれさまでした!ありがとうございます!!!
GM:ではでは自由解散!!
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