Garden


虚仮倉庫


参加者


GM.ひよにし屋
PL.結捺/神崎怜
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GM:それではインスタント「虚仮倉庫」を始めさせていただきます、よろしくお願いします
神坂怜:よろしくおねがいします!
GM:その日の夜は、君にとって眠れないものとなっていた。
GM:ロールどうぞ
神坂怜:遅くまで眠れないのは、慣れてるかもしれない。外で煙草を一本、ふらり。
GM:ふと、君の前に扉が現れるだろう。
丈夫な木製のドアも、月光で輝くドアノブも、全てが白い。
神坂怜:? 首をかしげながらドアに近づこう。ついつい聞き耳をたててしまう。癖で。
GM:ドアの先は、無音だ。
神坂怜:鍵は、あいてるのかな。 ノックをしてからドアノブに手をかけよう
GM:ノックの音が響いた後、それを回すと、あっさり開くということが分かっただろう。
神坂怜:ドアを静かに開けよう。なんとなく少し警戒してるかもしれない。
GM:扉を開けた先には、真っ白な都市がある。
あらゆる建物や無機物が白を宿して、君を迎え入れようとしているだろう。
神坂怜:ふむ、まわりをきょろりと確認した後。中に入ってゆっくりと歩いていこう。なにがあるかな…
GM:シークレットダイス
GM:【箱都市】
GM:扉を潜れば、眠気はもうどこにもない。
君が景色を見渡せば、白い箱に入っている都市だということに気付く筈だ。
普通なら発狂してしまいそうな程の白だが、
まるで夢の中のように、精神は穏やかであり続けるだろう。
神坂怜:興味深そうに周りを観察しているね。カツカツと靴音を鳴らしながら色々なものを見て回っている。
GM:それでは、『澪(れい)』が君を迎える。
澪:「いらっしゃい」
神坂怜:「こんばんは、でしょうか。」 薄く微笑んで人がいてよかった、としてるね
澪:「そうだね、君からしてみれば『こんばんは』だ」
「私は澪、よろしく」
神坂怜:「よろしくお願いします、澪さん。私は神坂怜といいます。お好きに呼んでください。」
澪:「同じ、レイだ」ふふ、とおかしそうに笑う
神坂怜:「、ですね。お揃い、でしょうか。」 少しだけくすくすと笑いながら首をかしげている。
澪:「嬉しいな。そんな君に早速消えられたら、ちょっと困るかな。色んな意味で」
そう言って、『澪』は君の指先を指す。
君が視線を落とすと、少しずつ消え始めていることが分かるだろう。
神坂怜:「、…。ここは、そういう場所なのですか?」 消えているのを確認して ふむ?としてる。 何かしないと消える場所、なのかな?と思考してるね
澪:「流石、と言うべきか」くすくすと笑う。
「そうだね、ここは意味を持たないと消えてしまう場所だ。
それは困るから、ちょっと君に『捜しもの』をお願いしてもいいかな?」
神坂怜:「?捜しもの、ですか……?」
澪:「うん。そこの倉庫で捜しものをしてきてほしいんだ」
『澪』が指した先には墓地があり、沢山の墓石の最前列に地下への階段がある。
神坂怜:「ん、構いませんが…。一体、何を……。」 地下への階段を確認しつつ、口元に手を当てて考える素振りをしているね。
澪:「大丈夫、中にいる人がきっと君を導いてくれるよ」
「受け取ったら、『澪』は君を箱庭に還そう」
神坂怜:「ふむ……、わかりました。」 こくりと頷いている
澪:『澪』はいってらっしゃいと手を振るだろう。
神坂怜:行ってきます。と微笑んで手を振りかえしながら、地下への階段へ進んでいこう。
GM:君が階段を下りていった。
GM:【虚仮倉庫】
GM:まるで、中自体が別世界のよう。
脆くなった壁や天井の一部に穴が開いており、そこから光が差しこんでいます。
貴方が階段を下りる度に、今まで入ったダンジョンの記憶が蘇ってくることでしょう。
神坂怜:「、……。」 記憶に少し瞳を細めつつ。階段をゆっくりと降りていこう
GM:全て思い出し、地に降り立てば、
あらゆるガラクタが部屋を覆い尽くす空間に、誰かがいるのを発見します。
GM:彼は眠たそうに目を瞬かせ、ただそこに立っていることでしょう。
神坂怜:「、どうも、でしょうか…?」 彼に首をかしげながら声をかけよう。
稔:「…………ああ、どうも」
稔:「……」
稔:「……あ、好きな物に触れていいし、捜していいよ」
神坂怜:「、何を、捜せばいいのでしょうか…?」 
稔:「思い出」
GM:貴方の周りには、実に色んなものがあります。
見たことない物や、どうしてここにあるのか分からない物。奇抜な物や、勿論見たことがある物も。
神坂怜:「思い出、ですか…。」 ふむ、と周りを見渡して色々見てまわろう。
神坂怜:何が落ちてるんだろう。 というか太刀気になる…。
稔:「……触ってみたら?」
神坂怜:「、そう、ですね…。」 とりあえず黒い太刀に少し触れてみよう。
GM:触れた瞬間、貴方の脳内に見知らぬ記憶が過ったでしょう。
記憶:---
記憶:武器を構えることもなく近付く。びちゃり、と踏んだ血が靴を濡らした。

「いい音だと思う。これも、それも。死に近くて俺は嫌いじゃないや」

けれど、迷わず、鞘に収まった刀を振り上げる。

「おやすみ」

その喉元にキャンセルをぶつけ、
黒い敵が女子学生を食べていたという状況を取り消す。
地に転がった人には目もくれず、敵に対して容赦なく太刀を貫通させた。
敵が血を吐く様を、愉しそうに眺めながら、内から外へと黒い皮膚を斬り上げる。
喉から発せられたその絶叫に、苦々しい顔を浮かべ、
尚も脳天から股下までを叩くように貫く。
真っ二つになった相手の、その心臓を貫き、何かの欠片へと変えた。

太刀を消して、欠片をポケットに押し込み、返り血を大雑把に拭い取る。
それから冷めた目で、一般生徒を見下ろし、言葉を吐いた。

「何も知らねえ、分からねえ場所なら大人しくしてろよ。
死ぬチャンスも逃して、救われて忘れて、
そうやってのうのうと生きるんだ?馬鹿みたいだな?」

小さな溜息を吐くと、視界の隅でアホ毛が揺れた。
記憶:---
記憶:聞いたことのある声と、見たことのあるアホ毛だった気がする。
神坂怜:「、……なるほど。」 そういう、ことかぁ…ってしてる。
神坂怜:なにが、あるだろ…。桜の花びらとか落ちてるかな…。
GM:ありましたね
神坂怜:拾い上げよう。どこかで見た花弁。思い出して少しだけ困ったように微笑んでる。
神坂怜:紫色の、桜によく似た樹があったあの町。間に合わなかった手。目の前で散った命。
彼は自分のせいだと言っていた。……きっと、あれだって私のせいだったというのに。救う手段はきっといくつでもあったのに。
神坂怜:「、思い出捜し、ですか………。」 ダンジョンでの記憶を思い返しつつ苦笑いを一つこぼす。 いつだって自分は失敗ばかりで、後悔だらけ
稔:「……忘れちゃいけなかったものとか、あるんじゃないの?」
神坂怜:「忘れちゃ、いけなかったもの、ですか………。そうですね、ありますよ。たくさん。」
神坂怜:ほら、きっと、あの時だって、別の手段があったかもしれないというのに。 そう考えながら手を伸ばすのは、蜘蛛。
彼のかわりに私が身を差し出していれば? あそこで私が失敗していなければ? 考えたって仕方のない”もしも”だとしても、どうしたって考えてしまう。
神坂怜:「後悔も悲しみも、苦痛も、全て忘れてはいけない。…、勿論、幸せや喜びも、ですが…。」 少しだけ言い聞かせるように小さく呟く。 手に取るのは手作りの絵本。あの教会で見たもの。
神坂怜:彼の言葉は、きっと私が求めていたものだったのかもしれない。目をそらして、手に入らないものだと諦めていたもの。
あの言葉が私はきっと、欲しかったんだ。 目を合わせて、力強くかけられるあの言葉が。それなのに、忘れてしまっていたもの。 なんとなく、理由はわかっている気がしていた。
稔:「ずっと忘れちゃいけないものって、あるよね」
神坂怜:せっかく、頼り方を教えてもらったというのに。
「……。(勿体無いなぁ…。)」
神坂怜:「えぇ、忘れてはいけない、手放してはいけないもの、……ありますね…。」 少しだけ、ぼんやりとしていた目を戻しながら。 また、色々な物に手を伸ばしていく。
神坂怜:ここで一度気になって麻酔銃に手を伸ばしてみよう。
記憶:---
記憶:「止まらずに戦うの? あたしは無理だよ。弱いから護衛ぐらいの戦闘しかできないし」
片足を軸に身体を回し、敵と向き合ってメスを構えた。
それの本数は残り少ない。
「なら、何で来たんですか。邪魔をしたくて?」
「違う。傷つけることなく傷ついた人を救うため。なるべく沢山の人に朝日を拝ませるため。……無事を確かめたい為でもあるけど」
記憶:---
GM:誰の、記憶だったのだろう。
神坂怜:「、……。」 人を救う術を持っているのは、なんだか羨ましく感じてしまって、少しだけ自己嫌悪してる…。 なんだかわずかに苦い顔。
神坂怜:いいなぁ、と思う。私の知ってる救い方は、自分を犠牲にするソレだけで。 その結果、誰かが救われると同時に誰かを悲しませる事も、理解している。ちゃんと、自分でわかってる。
稔:「……ん」
稔:「貴女なりの、大事なものは?」
神坂怜:「、大事なもの、ですか…。たくさん、ありますね…。」 ジッポや髪飾り、ブレスレット、懐中時計。 貰った物は大事、頂き物に篭った心が、渡してくれた時のその瞳を今なら思い出せるから。
稔:「思い出で落ち込むなら、貰ったものでもいい……だっけ、うん」
稔:「今持っている物で、大事な物は?」
神坂怜:「んー…、どれも、ですが。これは、大事にしていますよ。」 ジッポとブレスレット。それと髪飾りかな。 すこし懐中時計も迷った様子。 8割贈り物だね
どどんとふ:「名もなきTRPG野郎」がログインしました。
稔:「僕は眠りをまとい、想いを紡ぎ続ける、過去の存在。
大事な相手への想い、大事な相手からの想い、それを汲んで、新たな力にしてあげる。
大事な物に相応しい、想いの力を」
神坂怜:「…想いを、力に、ですか………。」 どれが、一番大切なのだろう…、ってしてる。
稔:「ゆっくりで、いいよ」
彼は眠たそうに、小さな欠伸を洩らす。
神坂怜:燕が描かれたジッポを指で撫でる。別の世界の彼に貰ったもの。私はちゃんと力になれていただろうか、ちゃんとお願いを聞けていただろうか。
すぐに不安になるのは悪い癖だとわかっているのにやめられない。 けれど、きっと、あの笑顔が答えなのだろう。だから、大丈夫。
その時に一緒に貰った懐中時計を確認しながら。少しだけ微笑む。
神坂怜:赤い花の髪飾り、これはあの人に貰ったものだ。不意打ちのように、柔らかく微笑んで贈られたもの。少しだけ、ずるいと思うようなそんな。
神坂怜:「、………。」 ふと目に入った鳥籠を見て苦笑いをこぼす。こうして記憶が戻ると、今でも微かに手が震えそうになっているのを感じる。どうにも、思ったよりも心に残ってしまったようだ。
神坂怜:「もう少し、上手に、選択していれば、よかったですねぇ…………。」 今思い返したところで仕方のない事なのだけれど、小さな声で呟いた。
神坂怜:というか、泣かれたり、怒られたり、とかまでは予測していたのだけど。ノイズ使われると思ってなくてわりと苦笑いしてる。 くらうことになると思わなかった。
神坂怜:隠れて殺す方がよかったかなぁ……ってしてる。 相談もし忘れてたの あー…ってしてる。 ぽやぽや。
神坂怜:「まぁ……。」 それはそれで、いいのですが。心配なのは自分のトラウマより彼が大丈夫だったかどうか、で。自分の事は別にいい。
神坂怜:黒い革のブレスレットを少し手でいじる。今の手持ちで唯一私が贈ったもの。異世界の星空、流星群の中。何気なく買って贈ったもの。……代金の支払いは、自分ではないのだけれど。心の中で別世界の彼に少しだけ申し訳ないなぁ…と困り笑いをしながら。
喜んでくれた彼の顔と、星空の光、あたたかい飲み物を飲みながら。別れのひと時、一緒に帰るまでの時間。 別れの時間は苦手だけれど、何か物が残ってくれているなら、嬉しいと思ったのかもしれない。
神坂怜:「、大事なもの、一つを決めるなら…これ、ですかね。」 一通り考えたあと、黒革のブレスレットを示す。
稔:ゆっくりと近付き、そっとブレスレットに触れる。
ブレスレットが、灰色の淡い光をまとっていく。
GM:
【黒革細身の幸福ブレスレット】
黒い革で出来ている細身のブレスレットは、クラーマレとお揃い。
ベルトの留め具のような装飾がついていてサイズが調整しやすい。
1d100<=70に成功した場合、セッション中一度だけ、
指定した対象一人に幸福を与える。幸福の内容はGMと要相談。
ダイスに失敗した場合、使用済にカウントされず、もう一度振れる。
稔:「大事な相手に、宜しくね」
神坂怜:「、はい、ありがとうございます。」 きょとんとその光景を見たあとに、やんわり微笑んでる。
稔:「犠牲を感じるようなことがあったら、またおいで」
そう言って、小さく手を振る。
「……深詩希に会ったら、……、いいや」
神坂怜:「、……ん、わかり、ました。……………深詩希、さん…?」 やんわりと手を振りながら、はじめの言葉には少しだけ曖昧な返事をしたけれど、最後の言葉で少しだけ首をかしげたね。
稔:「僕のなれの果て、なんだ」
神坂怜:「あなたの、ですか…?」 少しきょとんとしてる。
稔:「あの子は僕じゃないけど、僕はあの子だから」
稔:「ばいばい」
神坂怜:「そう、でしたか……。、ん、また、いつか。」 ふへぇ、ってしつつ、改めて手をやんわり振りながら元来た道を戻ろう。ブレスレットを腕につけて。
GM:【箱都市】
GM:君が階段を上り終えると、『澪』が君を待っていた。
澪:「捜しもの、できたみたいだね」
神坂怜:「えぇ、たくさん、捜してきました。」
澪:「大事にできるといいね。相手も、君も」
澪:そう言って、『澪』は微笑んだ。
神坂怜:「そう、ですね。そう出来たならと、願いますよ。」 少しだけ、困ったように笑いながら
澪:「いつかできるといいね。……さて、そろそろ戻る時間だよ」
神坂怜:「ん、もう、そんな時間ですか……。」
澪:「君の大事な相手も、きっと君を待っているよ」
神坂怜:「…そうであれば、嬉しいですかね。」 やんわりと微笑みながら、帰り道は、どこなのだろう。
GM:ふと、君の視界に扉が映っただろう。
最初に潜った、あの扉だ。
神坂怜:ん、…扉だ
澪:「帰り道だよ」
神坂怜:「、そのようですね…。」
澪:じゃあね、と手を振る。
神坂怜:「ん、では、また、いつか…。」 手を振ってから扉を開けよう。
GM:君が扉を開けると、見慣れた自室がそこにあった。
GM:君はその扉を潜っただろう。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:【停止】
GM:気付けば、君はただ空中を見つめていただろう。
GM:君の手には思い出が一つある。それはもう、虚仮に埋もれない。
GM:「虚仮倉庫」クリアです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
GM:報酬はー貰ったアイテムじゃ
神坂怜:わぁい!!!!!!!!!!
GM:BBSにまたぶん投げておきますね。自由解散じゃ
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