Garden


玩具屋「恢籠」


参加者


GM.ひぃらり
PL.グロスケ/緒方和武
--------------------

GM:それでは、時間となりましたので、
Instant「玩具屋「恢籠」」セッションを始めさせて頂きます。
よろしくお願いいたします!
和武:よろしくお願いします!!
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:【Abyss】
GM:……鈍く響く機械音、振動にあなたは目を開けます。
目を開いた先にあるのは、固く閉ざされた無機質な扉。
どうやらここは、エレベーターの中のようです。
階に止まるボタン等はなく、ただあなたは運ばれるまま、下へ下へと降りてゆく。
行動したいことがあれば、ロールをどうぞ!
和武:「……?」ぐるぐるまわりを見ています。下へ降りている…
和武:そのままじっと待とう
GM:どこまで降りていくのか、電工板には回数すら表示されていません。
また、あなたの他に人もおらず。静かな機械音だけが響いています。
GM:【STOP】
GM:…しばらくそうしていれば振動音がやみ、軽い浮遊感。
どうやら目的地へと着いたようで、扉がゆっくりと開く。
開いた先には真っ赤な絨毯が敷かれた踊り場と、一つの豪華な扉があります。
和武:「お、お…お?」「着いた!」(?)
和武:扉のほうへずんずん進んでいこう
和武:すげえ…レッドカーペット?
和武:扉を開けます。
GM:レッドカーペットだね。
GM:少し重たい扉を開くと、ふわりと優しい花の香りが流れ出してくる。そして、
GM:「「「いらっしゃいませ」」」
GM:【Welcome】
GM:怪しく、淫靡な雰囲気を漂わせる広い空間。
並べられた『玩具』や洋服、装飾品の数々。
通路の左右に並ぶのは、あなたに向けて頭をたれている6人の少年少女達。
通路中央にはゴシック調の服を纏った少年が真っ直ぐあなたを見つめ、出迎える。
まるで人形のように整った容姿のその少年は、あなたを見てふ、と笑みをこぼし口を開いた。
店主:「玩具屋『恢籠』へようこそ、客人よ」
店主:少年は長い睫毛を少し伏せて、そう口にする。
和武:「わ……!なん……」「客人?」
「ここは、ええと……なんの…店…?」「きみは…」その少年に話しかける
和武:めっちゃ見られている・・・・・・
店主:「"玩具屋"だよ。玩具を取り扱っている、そういう店だ」
和武:「玩具って……あの子たち…は、おれと同じ、お客さん?」少年少女を見て
店主:「私は、セナ。……この店の維持を手助けしている者、とでも思ってくれたらいい」
セナ:「ああ、それらはこの店の『人形』だよ」
店主は通路脇に大人しく立ち並んでいる少年少女達を一瞥して、告げる。
「…もし、気になる人形がいるのであれば、商品の説明も」
そう言って、くすりと笑います。
和武:「セナ。そうなんだ……よろしくね。」「おれ、和武。緒方和武。」名乗る
和武:「にん……ぎょう?」「う、うん。説明、ほしいかな」
セナ:ひとつ、頷いて。微笑んだ。
GM:それでは、少女人形から説明を。
GM:青葉細鳴 あおばさざなり
神秘を感じさせる艶やかな古代紫色の髪に、
タイガー・アイ・クォーツをはめ込んだかのような美しい目を持つ。
床につきそうな程に長い髪と額に描かれた瞳のような紋様化粧が印象的である。
年齢は10歳の少女。
GM:Fine フィーネ
甘く芳しい紅茶を香らせるような薄茶色の髪に、
レッド・アンバーをはめ込んだかのような美しい目を持つ。
美しくも怪しく光る瞳孔と紅く色づく唇が印象的である。
年齢は14歳の少女。
GM:Rosalind ロザリンド
見たものの視線を全て集めてしまうような純白色の髪に、
目は髪と同じ淡色の睫毛に伏せられたまま其処にある。
薄く微笑みを浮かべたまま凍ったように変わらない表情が印象的である。
年齢は14歳の少女。
GM:Biscuit ビスケット
遠く澄みきった青空のような水色の髪に、
ホワイト・ラブラドライトをはめ込んだかのような美しい目を持つ。
何処か不安そうに身を小さくしている姿勢が印象的である。
年齢は18歳の少女。
GM:そして、少年人形。
GM:Christhard クリストハルト
藤の花のような淡い紫色の髪に
キャッツ・アイをはめ込んだかのような美しい目を持つ。
くすりとも笑みを浮かべない顔が印象的である。
年齢は10歳程の少年。
GM:Lumière リュミエール 
木々の合間から差し込む陽光のような金の髪に
イエロー・サファイアをはめ込んだかのような美しい目を持つ。
ほうぼうに柔らかく跳ねた猫っ毛が特徴的である。
年齢は18歳程の少年。
GM:以上、六体が現在展示されているようですね。
和武:説明を受けながらじっ………とひとりひとりを見つめていた。
GM:見つめれば、見つめ返される。
和武:「とても人形とは思えない、ね……」「ありがとう、セナ」
和武:「…………」
セナ:「ああ」微笑む
セナ:「先ほど紹介した中に、もし気になる人形がいたのなら、奥へ連れてお行き。立ち話もなんだろう」
セナ:セナはそういって、店の奥の二人掛けのテーブルを指差します。
和武:「おおっ……うん、ありがと!」「あの、あとさ」
和武:「手助けしてるものって説明受けて、変なこと聞いたらごめんだけど、セナ、きみは…?」
セナ:「お察しの通り。私も、彼らも。みな、『人形』であり。この店の商品の一部だよ」
セナ:そう、肯定するだろう。
和武:「………そうなんだ」今度はセナさんをじっと見た
和武:「じゃあ、そうだなあ…せっかくだし、話してみようかな」
セナ:いってらっしゃい。
和武:では……少年少女の中で、一人だけ目を伏せている、少女の近くへ
「ロザリンド、だよね」「おれ、和武っていうんだ。話…してくれるかな」
GM:【Doll】
ロザリンド:「………………………………………」
ロザリンド:ゆっくり、ゆっくりと、顔を。あなたの顔があると思われる方へ。
ロザリンド:声の落ちてきた方へ。向ける。
和武:「………」逸らしません。じっとそのほうを見つめている
ロザリンド:「……私、ですか?」首をこてん、と傾ける。表情は、変わらない。
ロザリンド:瞳も、見えない。
和武:「うん、君だよ」手をとってもいい…?かな
ロザリンド:「まぁ……」少しだけ、驚いたような声音を紡ぐ。
ロザリンド:「………私で、宜しいのであれば。ええ、お話を、致しましょう、か」
ロザリンド:手をす、と少しだけ上にあげる。取られるのであれば。されるがままに。
和武:「うん!いこうか」では…手を取って、奥のテーブルへ
GM:二人が席につけば、セナが紅茶を運んできてくれるでしょう。
今日の銘柄は香りの良いアップルティーだ。
砂糖を置いて、どうぞごゆっくり。
セナ:「ああ、あと。『値段』のことを伝えていなかったね」
セナ:「もし人形が欲しくなったのであれば、その人形が望んでいる何かを、その子にくれてやるといいよ。
くれてやったものがそのまま、その人形の『価値』になるから」
セナ:「それは金銭かもしれない、物かもしれない、もしくは君に望む心や願いかもしれない。
きっと人形によって、ほしいものが異なるだろう」
和武:「わ、ありがとう!」いいにおい 
和武:「……望んでいる、何か」
「なるほど。ありがとう」こくこく頷いた
セナ:「……ごゆっくり」
和武:ぺこ、とセナさんに軽く頭を下げ  「えと、じゃあ、」ロザリンドちゃんに向き直り
和武:「君も望んでいるものがあるのだよね」と、先ほどから控えめ?な様子の彼女に聞く
和武:「聞いてもいい?かな」
セナ:【Doll】
ロザリンド:「…………あぁ、」「困りました、ねぇ」「どう、しましょうか」
ロザリンド:「…………」
ロザリンド:「無いんです、私」
ロザリンド:そう、彼女は、ぽつりと呟く。
ロザリンド:「願いもなくて、欲しいものもなくて、」「望む夢も、ない」
ロザリンド:「その所為か、私、目を掛けられておりませんので」
ロザリンド:微かに、開いたその眼の奥は…空洞だ。
ロザリンド:何も、無い。何も無い。
ロザリンド:其処へ、収まっているものは無い。
ロザリンド:「………どう、しましょうねぇ」
和武:「……………」ぽっかりと開いた、それを見つめる。なにも……ない。
和武:「………そう」「そうなんだ」 
和武:「でも君が、ここにいるのは、確かだよね」「…どうして?」
どどんとふ:シークレットダイス
s1d100<=30
DiceBot : (1D100<=30) → 5 → 成功
ロザリンド:シークレットダイス
ロザリンド:「……」「巻き込まれたから、でしょうか」ぽつ、と零す。
「私が、最後の文字」「………本当なら……、キャロルが逃げ出さなければ、」
「私のような、欲の無い者が選ばれることは、無かったでしょうに」
和武:「キャロル?君と同じ…人形?」
「なんかそんな……自分を卑下しないで」
ロザリンド:「………………」
ロザリンド:「……卑下?」
ロザリンド:「私、普通ですよ」
和武:「……そっか」
ロザリンド:「ねえ、和武さん。あなたがどういう人だか、分かりませんが」
ロザリンド:「"可笑しい"とは、思わないですか?」
ロザリンド:「此のお店」
和武:「おかしい、……って?」「確かに、不思議だな、とは思った」
ロザリンド:「…………」
ロザリンド:「願いを持たなければ、」
「夢を抱かなければ、」
「欲しいものを思いつけなければ、」
「そして、」「其れを与えてくれる人を見つけなければ」
「私達、此処から出られない身体になってしまったんです」
ロザリンド:「でも、そうしたとしても」
「他の"人形"は、救われる、優しい願いだったのだとしても」
「私にとっては、正しい選択にはならないのかもしれません」
ロザリンド:「私、」「人間です」
ロザリンド:「人間。なんですから」
ロザリンド:「……どうして、こうなってしまったんでしょうねぇ」
和武:「…おれは」「この店に来て、君たちやセナがすべて"人形"ってくくられているのが、なんか、不思議だと思ったんだ」
和武:「人間にしか見えないってのもあるけど」「だって、その子は、"その子"だから」
和武:「一人一人に、価値や望むものがあるってのも、"その子"の一部なのかなあ、てうんうん考えてたりしたけど」
和武:「そっか」「ロザリンドがそう言うのなら、君は、人間」
和武:「君は、"ロザリンド"なんだね」
ロザリンド:「はい」「本当に。ただの、普通の」「ロザリンドですよ、私」
和武:「おれも、ただの和武。ただの、人間だよ」
和武:「じゃあそーだな、客とか、人形とか、そういうのなしで」「ただのロザリンド、ただの和武として」
ロザリンド:「……まぁ、普通は、そうですよねぇ」はは、と微笑む
和武:「うん、そうそう」「えと……まずは知り合いにならない?」「君のことまだ、ちょっとしかしらないし」
ロザリンド:「うん?」「…あぁ、知り合い。良いですよ」
和武:「んで、今は何も"無く"ても、なんか話してるうちに見つけてったら、いいなあって思うし…」
ロザリンド:「………見つけて、どうするんですか?」
和武:「どうする?」「うーん…難しいな…」
「見つけられたら、いっこ何かが増えた、もうけもんだって、思ったらいいんじゃないかな?」
ロザリンド:「そう、ですか」「……他のみんな、凄いですよねぇ」
「欲しいものとか、夢とか、もう見つけて決めてしまえてるんですから」
ロザリンド:「和武さんは……ええと、幾つ、ですか?」
和武:「………おれ?17だよ!」
ロザリンド:「そうなんですね。私、14です」
「和武さんは……、14歳くらいの頃、ありましたか?」「"そういうの"」
ロザリンド:「それが叶うなら、自分の全てを預けてもいいと、思えるような」「"そういうの"」
ロザリンド:「……ありました?」
和武:「14か………」「……………」しばらく考えていた
「おれは当時、記憶が一部抜け落ちてたってのもあるかもなんだけど」「全てを預けてもいい、か」「…………無かったな」
ロザリンド:「あはは」「そうそう、見つかるようなものじゃないですよ。その歳で」
和武:「そうだよねえ………」ぐぬぬ、と難しい顔をする
ロザリンド:「どう、しましょうねぇ」無限ループ
和武:けれどなんとかしたい……なんとか…ロザリンドちゃん……(ぐぬぬ
ロザリンド:ふふwwwwwwwwwwww
ロザリンド:「…………」「でも、もし、"見つかってしまったら"」
「私は、其れを"価値"にしなければいけない」「……………の、でしょうねぇ」
和武:「……なんか、そういうと絶対に"価値"が必要だと、強いられているみたいだね……」「なる、ほど……」
ロザリンド:「だって、此処から出るには"価値"を見つけなければいけない」
「…けれど、」「"価値"を見つければ」「私は、」
「人間では……居られなくなっちゃうんですから」
「だから、私、言ってるんです」
「どう、しましょうねぇ」「……って」
和武:「そっか……」「まあ、姿がどうであれ、おれにとってはロザリンドってことには変わりないけれど…」「でもな…ううん……」
和武:二人で思い悩んでしまったので、フィラメアの系譜使ってもイイですか…
ロザリンド:酷な選択を…
ロザリンド:ちょっとまってね!
和武:はい・・・・・
和武:"究明"の効果でロザリンドちゃんを"ロザリンド"のままここから出すにはどうしたらいいか、のヒントを得たいです…
GM:………、
GM:………………、
GM:………………………、
GM -> 和武:そのようなものは、無いと。断じよう。
GM -> 和武:彼女は仮初の身体に閉じ込められている。
GM -> 和武:彼女が"彼女"。ロザリンドを"ロザリンド"のままにと望むなら。
其れは、簡単だ。
あるべき姿に、戻してやるといい。
捻れた運命を、逃れた定めに戻してやるといい。
ああ、何て、簡単なこと。
GM -> 和武:人形にならず、××になることもない。
彼女が、人間であるというのなら。
GM -> 和武:殺してしまえ。
GM:………………………、
GM:………………、
GM:………、
和武:「……………………」
和武:「……………………」す、と光の消えた、冷えた青い瞳で彼女を見つめている
和武:"究明"の先に見えた、答え。
そうだ、簡単なこと。ロザリンドが"ロザリンド"であるために、必要なこと。
出る方法がないのなら、そうかぁ
和武:……………
和武:「ロザリンド」
ロザリンド:「はい」
和武:「うん、ロザリンドはロザリンドのまま、人間のままでいられる方法、わかった!」
和武:「案外、簡単なことだったよ!」にかっと笑う
ロザリンド:「………」
和武:そして、立ち上がりロザリンドちゃんのもとへ
ロザリンド:ただ、大人しく。目を伏せたままでしょう。
和武:「おれがおれのままで、君が君のままで」「そして」
和武:「君が…、そのままで在るために」
和武:「此処にいること自体が、疑問であり、そもそもの、間違いなら」
和武:「ねじれたものを、正しいところに、戻さなきゃ、」「……そうだよね」
和武:そして、静かに座っている彼女の首に手をかけ、押し倒します。
ロザリンド:「……………」
ロザリンド:「あぁ、」「……やっぱり。そう、なりますよねぇ」
ロザリンド:「私、生きてたら、可笑しいですもんねぇ」
ロザリンド:「……………死ななきゃ、いけませんもんね」
GM:【Rosalind】
ロザリンド:「………ねじれたものを、正しいところに」
ロザリンド:「それしかないというんなら、そうしか、無いんでしょうね」
ロザリンド:「だって、私達、人間だから」
ロザリンド:「人間は、死んだら、生き返りませんもんね」
和武:「……………」「うん、おれ達、………人間だ」
和武:「死んだら、起きることもない。やわやわの、人間だ。」「……ロザリンド」
和武:虚ろな瞳で、でも、目の前の少女を、心からいつくしむように、微笑みます
ロザリンド:「………遺言、」「ひどいことかもしれないけど、遺しても、いいですか?」
ロザリンド:「あなたは、私を忘れるかもしれないけれど」
ロザリンド:「なんか、こう、」「あは」「やっぱりこういうのって、心の声とか、の方がいいですかね」
和武:「………いいよ」「聞く」「はは、忘れたくないな」
和武:「忘れたく、ないなあ………」
ロザリンド:「……………」「ごめんなさいね、」
ロザリンド:「人を殺すなんて、誰だって、したくないでしょうに」
ロザリンド:「其の指に力を込めて、首が落ちる感触なんて、覚えたくないでしょうに」
ロザリンド:「私だったら……、怖くって。出来ないなぁ」
ロザリンド:「でも、和武さんなら、…其れが、出来ちゃうのかもしれませんね」
ロザリンド:「…………死にたく、なかったな」
和武:「こころの声?ふふ、……そうだね。」
和武:「………うん」「おれがしたくてやってんだ」「ただの、和武として」
ロザリンド:「私、こんな事になるなんて、思ってなかったんです」
和武:「……………」
ロザリンド:「……死んだら、全部終わりになるって」「でも、死にたくなんて、なかった」
ロザリンド:「まだ、生きていたかった。でも、それが終わっちゃって」
ロザリンド:「なのに、続きがあって。意味が分からなくて」
ロザリンド:「他はみんな、欲しいものとかちゃんと見つけられて」
ロザリンド:「"人形"になって、お店を出て行ったひと。何人も居たんです」
和武:「うん、……うん」
ロザリンド:「………みんな、最期の願いを叶えて。幸せそうにでていった」
ロザリンド:「……でも、私、そんなものなくて」
ロザリンド:「ただ、」「"ああ、どうしよう"って。思うばかりで、何も見つけられなかった」
ロザリンド:「彼は…、セナは。ゆっくりでいいよ、なんて言ってくれたけれど」
ロザリンド:「これまでも、これからも見つけられない事なんて、明白だったんですね。きっと」
ロザリンド:「………」「迷惑、かけるわけにはいかないから。それなら、いっそ」
ロザリンド:「あは」
ロザリンド:「…………、」
ロザリンド -> 和武:「……きっと、普通なら。みんな、最期に」「こう、思いますよね」
囁くように、こぼした。
涙を零せる瞳があれば、きっと、こぼせていた。
でも、そんなものないから。
代わりに言葉をこぼすしか、ない。
此の言葉に、意味なんて、込もってなければよかったのに。
ロザリンド -> 和武:「…………生きたかった、なぁ」
ロザリンド -> 和武:それが最後、それが、最期。
和武:「見つけられなかったことは、間違いじゃないよ」
「迷って、惑ったことは、間違いじゃないよ」「それが、今までのきみで、君が思う、正しい、君で」
和武:「…………」「だから、………」
和武 -> ロザリンド:「あるべき場所へ」「俺が、君を人間として、殺す」
和武:そして、彼女の最期の言葉を、しっかり、しっかり、脳裏に焼き付ける。
………最期に、首の骨に、力をこめる
ロザリンド -> 和武:仕方がない、ね。
ロザリンド -> 和武:そう、仕方がない。
和武:「……………」「………ロザリンド」「おやすみ」
ロザリンド:人のように柔らかい首に、少しずつ、力がこもっていく。
ロザリンド:骨が、軋む音がする。
セナ:………。
セナ:………本当に?
セナ:それで、"いい"?
セナ:戻らないのか、もう一度、考えても"いい"。
セナ:声が、頭の内に響く。
セナ:しかし、あなたを見ている目は無い。
セナ:「……………………」
セナ:「それで、いい?」
和武:………
………これで、いい。
和武:これが、自分の選択だ。
和武:「……」
和武:最後にその瞳をとじさせ、まぶたに小さくキスをして。
和武:……ほんとうに、最後だ。
どどんとふ:シークレットダイス
s1d100<=50 大人しく死になさいダイス
DiceBot : (1D100<=50) → 96 → 失敗
ロザリンド:シークレットダイス
ロザリンド:「…………………」
ロザリンド:「……、」
ロザリンド:【STOP】
ロザリンド:瞳を閉じて……、閉じ……。
ロザリンド:「…ぁ、」
ロザリンド:小さく、震えた声が落ちる。
ロザリンド:「…………いや、」
ロザリンド:「やだ、」
ロザリンド:「私、」「私、」「………、…死にたく、ない……っ!」
ロザリンド:其れは、人間として、当たり前のこと。
普通のこと、死を恐れる、本能。当然のこと、だった。
和武:「……」ひく、と一瞬、腕が、震えた
ロザリンド:保っていた、ずっと、保っていた。
生前から、今の今まで。崩さなかった、"笑っていなさい"を壊してまでも。
彼女は、叫んだ。ひどく、暴れる。
ロザリンド:押さえつけていた身体が、抵抗するように、のたうち回る。
ロザリンド:「いや、」「いや、」「やめて、」「殺さないで、」
和武:「………」
和武:「……………、」「……」虚ろな青い目に、炎が宿る。
和武:激しい、激しい、なんと名付けたらいいかもわからない、感情の、青い炎だ。
和武:「………っ!!!!」「っくそ、くそ!!!!!くそ!!!」
和武:苦しそうに眉間にしわを寄せて、その首から、手を離す。ロザリンドちゃんをすぐさま、抱き起す。
和武:そして、壊れるぐらいに、そのからだをぎゅう、と抱きしめる
和武:「ロザリンド、君は」「なにもなくなんか、ないじゃんか…!!!」
ロザリンド:「……………、」
ロザリンド:ごめんなさい、と、
ロザリンド:小さく、呟いた。崩れた自分の顔を、両手で覆う。
ロザリンド:「もう、私」「どうすればいいか、わかんない、」
和武:「死にたくないなら」「おれと一緒にいろ!!!!」
和武:「どんな姿かたちでも関係ない」「俺と一緒に"生きろ"!!!!!」
ロザリンド:「……人間を、やめろ、と」「言うんですか、私に」
和武:「もう、関係あるか」
「ここを出たってロザリンドは人間だ」「ただのロザリンドのままだ」
和武:「俺がそうって言ったら、そうだ。」
和武:ぎゅうう
ロザリンド:「…あはは…、…なんですか、それ…勝手な……」
和武:「……勝手だよ。人間、だもの」
ロザリンド:「生きて、どうすればいいかなんて、私、分からないんですよ」
「死にたくないだけ、で」「人間じゃなくなるなんて、怖い、ですよ」
和武:「だったらおれがどうすればいいか、標になる。ううん、いくらでも一緒に迷ってやる」
和武:「怖いなら、おれがいくらでも、一緒にいる。」
ロザリンド:「……どうして、其処まで、出来るんですか?他人の為に」
ロザリンド:「お母さんでも、お父さんでも、ないのに」
和武:「…はは、誰にでもそうってわけじゃない」
和武:「君が、死にたくないって、顔したから」「君が、君だから」
和武:「掴めるものなら、おれはもうなんも、取りこぼしたくないんだよ」
ロザリンド:「………、」「…それじゃあ、聞いても、いいですか」
ロザリンド:「私の"価値"って、なんですか」
和武:「………おれと一緒に、"生きる"ことだ」
ロザリンド:「それで、いいんですか」
ロザリンド:「それだけで、いいんですか」
和武:「…十分だよ」
ロザリンド:「………そう、ですか」
「十分、なんですね。それだけでも、……いいんですね」
ロザリンド:【Rosalind】
ロザリンド:「…………、」
ロザリンド -> 和武:長い間、考えていた。
考えるまま、捨てる事もできずにいたそれを、きっと、これからも、持ち合わせていく。
人間でいたい、人間のままで死にたい、でも、死にたくない。
なんて、我儘な子供なのでしょう。
それを、人間らしいと、笑ってくれても良かったのに。
ロザリンド:「……何処で、いきましょうか」
和武:「…おれの、住んでる、星の見える場所に。連れていきたい」
ロザリンド:「人間で無くなっても、人間として、生かせてくれるところですか」
和武:「うん」「とってもにぎやかなとこだよ」
「もしなにか言われることがあっても」「おれが何度でもロザリンドは人間だって言い返してやる」
和武:「悩んで、凹んで、笑い飛ばしてやる」
ロザリンド:「……」
ロザリンド:「それなら、」「いい、かなぁ」「…あは」
和武:抱きしめていた体を離し、まっすぐ、見つめて手を差し出す
和武:「……きてくれる?」「一緒に」
ロザリンド:「……ええ」「やっぱり、そうなるのは、怖い、ですけど」
「仕方ない、ですよね。もう、怖いのは」
ロザリンド:「いい、ですよ」
和武:では、彼女の手をとろう……
ロザリンド:手を取る。
GM:あなたがロザリンドの手を引き、
セナの元へ行くと、セナは………何処か安心したように微笑みます。
セナ:「…その子に、決めたんだね」
和武:……こく、と頷く
セナ:「……ロザリンド、」「…ごめんね。ありがとう」
ロザリンド:「……………」
ロザリンド:「謝らないで、くださいよ」「私、分からないまま、こうなったんですから」
ロザリンド:「でも、」「セナが全部悪いわけじゃないことは、知ってるから」
セナ:「……うん」
セナ:ロザリンドから視線を外し、セナはあなたに向き直って、言葉を続けます。
和武:セナさんに視線を返す。聞こう
セナ:「彼女の洋服は、選んでいくかい?」
セナはそう言って、あなたを手招きます。
向かった場所はたくさんの衣装がかけられた一スペース。
「好きな『服』を選んでお行き。新しいものの方が、その子も喜ぶだろう」
どうぞ、お好きなお洋服を着せていってあげてください。
和武:「うーん…そーだなあ………」頭を掻く「女の子の服って、あんまおれわかんないんだよな…」
「ロザリンドはどんな服がすきとかある?」
ロザリンド:うーーーん
ロザリンド:……普通の、そう、普通の。辺境の村娘が少しのおしゃれ着として選んだような。
ロザリンド:そんな服を指差すだろう。
和武:では、うーんうーんと悩みながら、指を差された服のほうへ…
さわやかな青のリボンのカチューシャと、白いレースのブラウス、それから青いデニムのハイウェストなスカートを……
セナ:あらかわいい…
和武:一個一個言いながら、「こんなんどう?」ってロザリンドちゃんに聞きます
ロザリンド:いいと思いますって返すしかない。
セナ:セナはあなたが選んだ服を見て、素敵だね、と一度頷き了承します。
和武:「よし…じゃあ、きまり!」
セナ:「……………………」言おうか悩んでいる
和武:おっ
和武:「……セナ?」
セナ:「…………ええと、」
「彼女の外観を……飾り?…お洒落?したくなったら、またおいで。今度は金銭的価値のあるものと引換になるけれど」
「髪、眼、洋服、装飾品…君の好みのままに合わせることもできる。
ただし、彼女の心だけは変えられないから嫌われないように注意することだ」
セナ:頑張ったよ。
和武:「…うん!わかった!」笑顔で
和武:ありがとう・・・・セナさん・・・・
セナ:「さて、」区切る「…それじゃあ、見送りの時間だ」
セナ:セナは店の外に繋がる扉へと、あなたとロザリンドを導きます。
「それでは、またのご来店を心待ちにしているよ。客人」
胸に手を。
礼はせずに緩く微笑んで、セナはあなたを見送ります。
選ばれなかった人形達も並び、頭をたれて、あなた達を送る。
セナ:「……、」
セナ:「ごめん、少し待って」
セナ:和武くんを引き止める。
和武:「うん、…うん?」「………」 
和武:止まる
セナ:「…これを」あなたの手に、"何か"を握らせる。
「君には要らないかもしれないけれど」「持って行ってあげてほしい」
和武:「……?」「わかった」しっかり受け取るよ
セナ:「ありがとう」そう言って、見送りに戻った。
和武:「じゃあ、またくるね」「こちらこそ、ありがとう」
和武:店を出る最後にロザリンドちゃんの額に、自分の額をあてて、大丈夫、と
和武:「いこう、ロザリンド」
ロザリンド:「………はい」
GM:そうして、一歩。店の外へと歩みだした。
GM:・・・
GM:・・
GM:・
GM:……店の扉を開け外に出ると、そこは見慣れたあなたの部屋。
片腕には、大事そうに抱かれている瞳の閉ざされた美しい人形が、
もう片方の腕、握り締めた手のひらを開けば覗くもの。
其れは、少し桃みがかった赤色の瞳。
ロードナイトを切り出したような、小さな宝石の瞳がふたつ。
宝石言葉は、……『自らの価値』。
GM:瞳を嵌めるも、除くも。
選ぶのは、あなたなのだろう。
GM:玩具屋「恢籠」お人形(?)を見事お買い上げ成功です!!!!!!!!!!お疲れ様でしたああああああああああああ!!!!!
和武:おつかれさまでじたああああああああああああああああああああ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
和武:あああああああああああああああ;;;;;;;;;;;;
GM:あああああああああああああああ
GM:(ぐろしゃを布団に寝かしつける)
和武:ひぃさんをふとんに
GM:おやちゅみらぶちゅちゅ
GM:またあしたでござる
和武:はい・・・・・ありがとうございます・・・・・
GM:(感想はTLに流しておいてくださいの指)
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