拝啓、 へ
新しい生活が始まって1か月が経とうとしています。
進めなくて、もがくのも嫌で、毎日が曖昧です。
そんな私に誰かがこう言いました。
居場所には3つの種類があるんだって。
1つ目は、物理的居場所。座っている場所とか、空間的なもの。
2つ目は、社会的居場所。教師とか、学生とか、上司とか、そういうもの。
3つ目は、心理的居場所。「私の居場所がない」とかそういう悩みはだいたい、この心理的居場所の話をしてる。
それでね、この3つは、ずっと一緒じゃいけないんだって。
物理的居場所はわかる。社会的居場所もわかる。
だって、ずっと空間的に1か所にいたらご飯もお風呂もトイレも困る。
仕事を始めたら、ずっと新人さんってわけにはいかない。いつかは先輩、上司になる。
じゃあ、心理的居場所は?
これもずっと同じじゃいけないらしい。
居場所は安心を与えてくれるものだけれど、
「居場所」には役割を終える時がやってくる。
「居場所」はいつだって通過点なんだって。
思い出とか、その過去の居場所でできた大切な人とかを大切にして、
それでも人って前に進まなきゃなんだって。
そういう風に生きるのが人なんだって。
後ろばっか見てたら「依存」になっちゃう。
立ち止まることもたくさんあるけど、
「人」って前を向いてでしか進めない生き物なんだって。
ねえ、君はどこを向いてるの?
そういや、私、後ろとか過去ををみるときは、必ず立ち止まってるな。