短編 | ナノ
atro-ala

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岩春03


「んー?なんか寒いー…」
「風邪か?」
「うーん、悪寒っていうか普通に、じんわり冷えるー」
「………む、」
「え、岩村ー?」
「こうしてれば寒くないだろう」
「……うんー、ありがとー」

20120528



「岩村ってずるいー」
「なにがだ」
「でかいのがー」
「不可抗力だ」
「俺ダンクしてみたいんだよー。あ、じゃあ岩村抱き抱えてー」
「…別に構わんが」
「やったー」
「ん、」
「うわ、高いなー。岩村が上から見えるー」
「……ダンクするんじゃないのか」
「んー、ボール持つの忘れてたー」
「ばかたれ」

20120528



「いわむらーすきだよー?」
「…………」
「えへへ、いわむらー」
「……酒くさいぞ春日」
「えー?飲んでないよー?」
「ははっ、春日センパイってば、これウーロンハイですよ!」
「えー?」
「寝てろ春日」
「やーだ、今日帰ったら岩村とするって約束したー」
「…今喰われたくなきゃ寝てろばかたれ」

20120527



「ねーねー、これどうー?」
「…なんだそれは」
「二つくくりー。隣の席の子がしてくれたー」
「…で、どう言ってほしいんだお前は」
「似合うー?」
「似合うは似合うが、二度と他人に髪を触らせるな」
「岩村は触るじゃんー」
「俺はいいんだ」
「なにそれー?」

20120527



「聞いてよ岩村ー」
「どうした?」
「さっき体育でさー、先生に髪結べって言われちゃってー」
「は?」
「ほらー、俺ってちょっと髪長いからー」
「それで?」
「うんー、で……こんな感じになるんだけど、おかしくないー?変だったらいっそ短くしようかなーってー」
「いや、それでいい切るな」
「そー?」

20120527



「いーわーむーわー」
「なんだ」
「現国のノート 見せてー?」
「寝てたのか?」
「そうー。昨日の晩(現国の勉 強)頑張ったからあんま寝てなくてー」
「……一人で?」
「うんー。あ、今度教えてよ(現国ー)、一人じゃ寂しいしさー」
「…構わんが」
「今晩どうー?今日親いないんだよねー」
「………!」

20120527



「うわー、なにこいつきもいー」
「そうか?」
「きもいよ何か体液出まくって…わー飛びかかってきたしー!」
「撃てばいいだろう、ほら」
「……岩村ってホント、なんかすご、わあぁあまた来たぁあー!」

ホラゲーやる岩春(なんか微妙)
20120526



「岩村ー」
「なんだ」
「たまごやきちょーだいー」
「ん」
「やりー。あ、ウインナあげるー」
「む」
「俺の手作りだよー」
「焼いただけだろう」
「そりゃねー。寧ろ腸に詰めるとこからやってたら凄くないー?」
「手の凝った弁当だな」
「やってたらねー。あ、そのミートボールおいしそー」

20120526



「えー、なにこれ訳わかんない」
「春日、それは長押しだ」
「指足りませんー」
「いや、それしかきてないぞ」
「じゃあ脳みそが足りませんー」
「出来ないならやるな」
「だって楽しそうだったんだよ、リフレクなんとか」
「お前はリズム感が無さすぎる、金の無駄だ」
「岩村が出してくれるからいいのー」

20120526



「きーみーがーいたなーつーはー♪」
「……春日、歌と叩くタイミングが全く合ってないぞ」
「えー?」
「…それは両手打ちだ」
「そうなんだ、よいしょー♪」
「何故ずれる」

20120526








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