短編 | ナノ
atro-ala

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岩春02


*岩→春←津

「春日センパーイ!」
「んー?どったの津川〜」
「新商品のミルクティー見っけたんですけど、一口いりますー?」
「わーマジで?のむのむー」
「……津川」
「はいっ!?」
「春日にちょっかい出すな」
「…えー?」

20120529



「春日」
「んー?」
「髪になにかついてる」
「えー、 とってー」
「ん、動くなよ」
「分かってるよー、とれたー?」
「…とれた」
「ありがとー」
「じゃあ行くか」
「うん、おさわりはまた後でねー」

20120529



「ミルクティーのみたいー…」
「自販機行くか」
「札崩したくないから我慢してんのー」
「それぐらい奢ってやる」
「ほんとー?やりー、ありがとー!」

20120528



「春日」
「うんー?」
「また寝てただろう」
「だって現国つまんないんだよー」
「それでも授業は聞いてろばかたれ」
「つまんないのは否定しないんだー?」
「そのおかげで春日の寝顔が拝めるしな」
「……次から絶対起きてるー」
「そうか」

20120528



「やわらかいな」
「っくすぐったいよー」
「綺麗な色をしているし」
「普通だってー」
「いい匂いだ」
「市販のシャンプーしか使ってないー」
「俺はお前が好きだ、春日」
「っもう、オブラート包んでよー…」

20120528



「雪見だいふく食べたいなー」
「コンビニ寄るか」
「いいの?やったー」
「売ってるといいが」
「あ、みーっけ。1個食べるでしょー?」
「いらないならもらう」
「そーじゃなくて、岩村とはんぶんこしたいのー」

20120528



「あ、」
「?」
「ケータイ、部室に置いてきちゃったみたいー。先帰っててー」
「部室だな」
「先帰ってていいよー?」
「……お前と帰る」
「…………やさしーね、だいすきだよ」

20120528



「大変だよ岩村ー」
「どうした」
「すっごい美味しいミルクティー見っけちゃったー」
「共食いか」
「え、なんでそうなるわけー?」

20120528



「ねむい…」
「寝るか?」
「ん…でも、」
「俺も寝るから」
「……うん、ありがとー…」
「こら、布団入ってから寝ろ」
「…ん………」
「…ったく」

20120528



「俺さー、バスケ部入って後悔してることと良かったことがあるんだけどねー」
「あぁ」
「気抜いたら体育の授業で手足一緒に出して走っちゃってて焦るんだよー」
「気を抜かなきゃいいだろう」
「無理ー、体育ダルいもんー」
「…それで?」
「あー、うん、あのねー、岩村に会えて良かったなーって」

20120528








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