『柳ー!』
『何だ?』
『柳、見えてるの?』
『主語が無いから答えられないな。』
『あ、ごめん。』
『いや、お前にはよく有る事だ。』
『何それー。其れじゃ私が何時も主語の無い話で皆を混乱させてるみたいな感じじゃん。』
『違うのか?』
『違うしー。』
『其れで、何か見えているとか何とか云っていたが、もう良いのか?』
『おぉ、流石柳!よく覚えてたね!』
『ついさっきの話だぞ。』
『私駄目だ、覚えらんない。』
『まぁ、物忘れが激しいという事も随分前に分かっていたが、ここまでとは…。』
『いやぁ、それ程でも無いよー。』
『(多分誉めていないという事も分かっていないだろうな)ところでまた話を戻すが、』
『あ、うん。』
『結局何が聞きたかったんだ?』
『そうそう!私ね、柳に凄く聞きたい事が有るんだっ。』
『何だ?』
『あのね、柳って実は盲目のテニスプレイヤー?』
『断じて違うな。』


2011/07/06clap thank you!
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