『おい、お前。』
『何、って真田か…。』
『何故そんなにあからさまに嫌な顔をするんだ。』
『えー、どうせアレでしょ?もう要らないし。』
『今日の真田の書は此れだ。』
『駄目だこいつ話聞かない。』
『今日は"自学自習"だ。意味は先生に指導されるのではなく、自分で学習する事だ。』
『お前一発殴らせろよ。』
『兎に角、渡しておくぞ!』
『要らない。(ビリビリ)』
『な、何をするのだ!』
『五月蝿い。爺は黙ってろ。』
『じ、じじ…!』
『2年生に戻ったら良いんじゃない?』
『口が悪いぞ!』
『ごめん、これ生まれつきなんだよね。』
『ならば、直せば良いではないか。』
『無理。』
『何故だ?』
『真田に云われたから。』
『…。』
『何か誰かに先に云われると、やる気無くなるんだよねー。』
『そんな物か?』
『あ、そっか。真田は世代が違ったね。』


(幸村、)
(何、真田。)
(俺は老けているのか…?)
(はは、何を今更)


2011/07/06clap thank you!
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