『電車の揺れってさー…、』
『おん、』
『疲れた…頭には…、』
『…ん?』
『…、』
『…ちょ、寝たんか?』
『…、』
『(まぁ、何時も無理ばっかりさせとるからなぁ…)』

ガタンッ!

『…むぅ、』
『わっ、』
『…、』
『おい…!お、起きろや…っ!』
『んー…、』
『(んーやないわ!近いっちゅーねん!ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!肩に!顔が!)』
『…、』
『(〜っ!何でこいつこないに無防備やねん!俺やなくて他の男やったら何されるか分からへんで…)』
『…謙也ぁ、』
『なっ、』
『…ふふ、』
『…ホンマ、幸せなやっちゃな、』
『…ぅ、ん、』
『俺の気持ちも何も知らんで、』
『…、』
『…あんま、白石とかにこういう事せんといてや。』
『…、』
『自分は俺だけに甘えとれば良えんや。』
『本当に?』
『え、』
『本当に甘えても良いの?』
『え、ちょ、ま…え?』
『ねぇ、』
『待て待て待て…!ど、何処から起きとった?』
『ホンマ幸せなやっちゃなぁ、位から!』
『一部始終やないかいっ!』
『何時声掛けようかなって思ってたんだけど、何か語り出したから話し掛けるタイミングが掴めなくってさー。』
『〜っ!』
『自分は俺だけに甘えとれば良えねん、』
『止めて!』
『あ、それと序でなんだけど、私は謙也の事好きだから白石にこういう事はしないよ。』
『へ、』
『あーあ、云っちゃったー。』
『…れ、も、』
『ん?』
『俺もっ、自分の事、す、好きや!』
『うん、公共の場で公開告白ありがとね。』
『ハッ…!』


2012/11/26 clap thank you!
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