『ジロちゃん、』
『何ー?』
『もうそろそろ別々で寝ない?』
『ヤダ。』
『ですよねー。』
『君は俺と一緒に寝るの嫌なの?』
『いや、何と云うか…嫌じゃないんだけど、』
『ならEじゃん。』
『話を最後まで聞こうか?』
『分かった。』
『別にね、ジロちゃんと一緒に寝るのが嫌になったんじゃなくて、物凄い簡潔に云うと、暑い。』
『俺は平気だC。』
『ジロちゃんはね。』
『君は駄目?』
『私は駄目、暑いの嫌い。』
『俺の事は?』
『いや、ジロちゃんは好きだよ?』
『なら大丈夫!』
『何が?』
『というか、寝てたら暑いのなんか忘れるC。』
『寝苦しいじゃん。そもそも寝付けないし…!』
『そんなもんかなー。』
『そんなもんです。』
『うーん…。』
『だからさ、夏の間だけでも別々で寝たいんだけどー…。』
『うーん…。』
『良い?』
『うー…ん…。』
『…ジロちゃん?』
『…。』
『(寝やがったわ…)』


2012/07/25clap thank you!
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