『あ、跡部…。』
『何だ。その心底嫌そうな顔は。』
『いや、朝から跡部に遭遇するなんてーって顔。』
『馬鹿にしてるのか?』
『してないしてない。』
『目が合わないのは俺の気のせいか?』
『うん。』
『…ふんっ。』
『にしても…。』
『何だ。』
『跡部に会ったせい、おっと。』
『おい、今本音が聞こえたんだが。』
『ソンナコトナイデスヨ、ケイゴボッチャン?』
『気持ち悪いぞ。』
『うわ、跡部に気持ち悪いとか云われるなんて、マジテンション下がるんですけどー。』
『俺はお前よりずっとテンション下がってるからな?』
『あー、本当無いわー。跡部空気読もうか?』
『お前は人の心を読めるようになれ。』
『違う!私はバリバリ読んでるから!』
『え、どこら辺が?』
『というか、私が空気を読めてないんじゃなくて、空気が私を読めてないんだよ。』
『もうお前黙ってろ。』


2011/05/31clap thank you!
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