『赤…子?』
『ふざけんな。』
『ごめんごめん、赤…子、』
『潰されたいんスか?』
『滅相も御座いません。』
『…ちっ、』
『にしても、赤也がレディに…可愛いよ?』
『五月蝿ぇ!あのさ、もうちょっと緊張感持ちません?仮にも男が女になって困ってるんスよ!?』
『だって可愛いもんは可愛いんだもん。』
『…先輩って生きるの嫌になら無さそうっスね。』
『よく云われる。』
『てか俺、このまま戻んなかったら本当に切原赤子として生きてかなきゃなんないじゃん…!女テニに入んなきゃなんないじゃん…!』
『似合うと思うよ、スカート。』
『一回死んで下さい…何か先輩と話してたら鬱になりそう。』
『まぁ、そんなに困ってるんだったら一緒に元に戻る方法考えてあげても良いよ。』
『先輩と探して見付かる位なら俺だけでもとっくに見付けてるっス。』
『じゃあ、初歩的なものから…女の子になる前に何か食べたり飲んだりした?』
『食堂で買ったパンと柳先輩からもらったジュースだけっスけど。何にも怪しいモンなんて食ってないっスよ!』
『いや、飲んでんだろ。一番怪しい飲み物飲んでんだろ。私でも分かったわ。』
『柳先輩がこんな青学の乾さんみたいな事する筈ないでしょ。』
『いや、柳はするよ。青学の乾君と比べたら柳の方がずっとヤバイからね?』
『えー?』
『赤也、そのジュース残ってないの?私が飲んで検証してやる。』
『ありますけど…どうなっても知りませんよ?てか先輩、急に男らしくなってきましたね。』
『まぁね。では、アデュー!』
『……どうっスか?』
『流石は柳、不味くもなく上手くもなく…。』
『何か変わった事とか…、』
『なし。』
『えー!?』
『原因はこれじゃないって事は…赤也、』
『何スか、』
『第二の人生を楽しんで!』
『嫌だあああああ!!』


2012/05/23clap thank you!
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