『あー、刺激が足りねぇ…。』
何時もと同じ時間に起きて何時もと同じ時間に学校行って何時もと同じ友達に会って何時もと同じ時間に帰って何時もと同じ時間にご飯食べて何時もと同じ時間に寝る、こんな生活じゃ、その内腐り果ててしまう。

『どうせならさー、空から格好良い兄ちゃんとかが降りてきたりとかさ、』
『白石君、降・臨!』
『帰れよ。』
『えー?さっき来たばっかりなんやけど。』
『知らん。私は格好良い兄ちゃんを望んでるの。』
『俺、十分過ぎる位格好良えやん。』
『見た目だけね、性格只のナルシストだからね。』
『イケメンは大概の場合がナルシストなんやで、どや!』
『どや、の意味が分からないんですが。もう嫌だこいつ…何処かに見た目性格共に格好良い兄ちゃん落ちてないかな…。』
『自分が望んどるのは白石蔵ノ介やろ?』
『もうお前は黙ってろよ。』
『何や、自分冷たない?』
『ないない。私は何時だって通常運転だ。』
『ちゅーか、空から格好良い兄ちゃんなんか落ちてくる訳無いやん。』
『何で急に現実見だしちゃうんだよ、吃驚したわ。』
『せやけど、実際そうやろ?第一落ちてきた時点で死亡フラグ立ちまくりやんか。そんな有り得へんミラクル待つよりも、目の前におる俺を愛した方が手っ取り早ない?』
『まぁ、確かにそうなんだけど…。』
『どや!』
『白石のそういう所が嫌いだよ。』


2012/05/22clap thank you!
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