『…仁王君。』
『ん?』
『私さ、云ってなかったっけ。』
『何を?』
『…ホラー苦手なの。』
『あー、前に一回だけ聞いた事があるかのぅ。じゃが、忘れとった。』
『私ね、夜とかにこういう怖いの思い出して一人でトイレ行けなくて膀胱炎になった消したい過去があるんだよね。』
『情けな…。』
『悪かったな、情けなくて。』
『まぁ、面白いから良えけどな。』
『という事で私は自分の部屋で漫画読むからバイバイなのですよ。』
『駄目じゃ。』
『いや、私の方が精神的に無理だから駄目じゃ。』
『たまの休みなんだし、二人でゆっくりしたいのぅ。』
『期待に応えられなくてごめんね。お願いだから離して下さい本当お願いします。』
『…しょうがないか。』
『とか云いながら腕の力強くしてんじゃない…!益々抜けられないじゃんか!』
『大人しく見んしゃい。』
『嫌だぁあああ!!』


2012/03/20clap thank you!
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