『オサムちゃん、今日誕生日らしいね。』
『…あ、そう云われればそうやったわ。自分偉いな、1コケシ『要らん。』さよか。』
『というか、私もさっき友達から聞いたしね。』
『そうなんか。こりゃテニス部の皆にサプライズパーティーとかしてもらえるかも知れんな!』
『オサムちゃんは馬鹿なんですか?』
『ば…!せめて阿呆って云いや!』
『阿呆。』
『あ、それはそれで傷付く…。』
『話戻すけど、皆には祝ってもらえないよ。』
『何でなん?俺、何っ時も素麺奢ってやっとんのに…。』
『素麺ばっかりだからじゃない?』
『そうなんかな…。』
『まぁ、素麺は関係無くて。』
『じゃあ何がアカンのや…!』
『皆、今U-17合宿だし。』
『…あ。』
『残念だったね。』
『自分は俺にプレゼントとかないん?』
『いい年してプレゼント欲しいの?』
『欲しい。』
『…まぁ、誰にも祝ってもらえないのも可哀想だからあげる。』
『お、おおきに…!』
『(何でこんな嬉しそうに目輝かせてんだ…)』


2012/03/06 W.Osamu HappyBirthDay.
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