「ホンマ名前はごっつ可愛えなぁ。童話のお姫様より可愛えわ。」
『いやいや、白石こそ滅茶苦茶格好良いよ。』
「というか名前むっちゃ肌白いやん。綺麗やなー。」
『そうかな?私は白石の細い腰の方が綺麗だと思うよ。』
「何云ってんねん、名前。」
『白石も何云ってんの。』
「そもそもお前ら何してんねん。気持ち悪い。」
『あ、謙也。おっす。』
「おっす。って違うわ!自然過ぎてそのまま流される所やったやろ。」
「ははっ、」
「ええい、白石、乾いた笑いを浮かべるなっ。」
『何、もしかして謙也も混ざりたかった?』
「其れも違うし。ちゅーか絶対混ざりたないわ。」
「ふっ、謙也はまだまだお子様やなぁ。」
『謙也お子様だなぁ。』
「何やコイツら、どたまかち割ったろか。」
『うわー、白石、私どたまかち割られちゃうよー。阿呆が更に阿呆になっちゃうー。』
「大丈夫やで、名前はもう十分阿呆やから。」
『失礼なっ、一応まだまともな方だしっ、』
「ははっ、」
『出た、乾いた笑いっ。』

「何や、白石誰の味方やねん。」
「俺は俺の味方や。」
「『ウゼー。』」
「ちゅーか、」
『ん?』
「そもそも自分等何してたんや?」
「何してたも何も…、なぁ?」
『ねぇ?』
「良えから早云わんかい。ホンマ殴るで。」
「名前、説明したってーな。」
『え、何で私が…、白石がすれば良いじゃん。』
「俺、説明ごっつ下手やねん。」
『知らないよ。』
「5秒、」
『は?』
「名前の頭を殴るまでの時間や…。」
『うは、鬼畜っ。うん、謙也、分かったから、話すから、取り敢えずその振り上げた拳を下ろしましょう。』
「ほな、早説明してえな。」
『いやぁ、別に、説明する程でもないんだけど、休憩終わるまで暇だから、お互い誉め合ってた。』
『何なん、自分ら阿呆なん?』


2011/07/06
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