「あぅ…、」
「名前、どないしてん?」
「いや、お腹痛い…。」
「だ、大丈夫か!?生理?生理なん!?」
「大きい声で何云ってるんスか。生理じゃないわボケ。」
「え、え、え、俺、どうしたら良え?取り敢えず、ちゅーとかしといた方が良え?」
「うん、土に還って。」
「えー、お腹痛い時ってどないしたら良かったんやったっけ…、」
「白石がいなくなれば少しは痛みも和らぐかな。」
「先ず、お腹撫でるわ。どや?」
「どや?じゃないわ、触んないでよ…っ!」
「名前?」
「ぃ…た…っ、」
「名前!?あ、あばばばばば大丈夫かあばばばばば…!!と、にか、く、落ち着いて、ゆっくり、深呼吸や、ひっひっふー!ひっひっふー!」
「いや、お前が落ち着け…。」
「名前、ホンマ大丈夫なんか?しんどいんやったら、帰っても良えんやで?」
「でも、皆勤賞が私を呼んでるんだ…、」
「そんなのどうでも良えわ!俺、名前が苦しんどる姿なんか見たないねん…。」
「白石…、」
「名前が頑張っとるのは俺が誰よりも知っとるから。せやから、これ以上頑張らんでも良え。」
「…分かった、今日は大人しく帰るわ…。」
「まぁ、苦痛に歪む名前の表情も絶頂やけどな。」
「お前って奴は…。」


2012/06/17
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