憤怒　サタン
「我が名はサタン、地獄の赤き竜なり」
悪魔の中で抜きん出た実力を持つ魔王。
その地位ゆえか重々しい口調や態度、小難しい単語を好んで用いるが、周りの軽いノリの悪魔からは逆に浮いてしまっている。ルキフェル曰く「中二病乙」。
機嫌が悪化すると怒りにまかせて一面を火の海にしてしまう。そうでなくても沸点は低い。ツンギレ。

傲慢　ルキフェル
「お前の言うことをきく理由なんぞ微塵もない」
サタンと並ぶ強力な魔王。
物事を自分中心に考えており、己が気に入らないものは徹底的に排除しようとする。たちのわるい神経質。
自身の髪型や服装に関するこだわりが強く、これが乱れることを何より嫌う。
趣味はブラッシング。枝毛が最大の敵。

強欲　マモン
「アナタの命は大事デスネ。でもワタシのお金はもっと大事デス」
ありとあらゆる手段を用いて金や財宝を集める強欲の魔王。
エセ外国人のような片言で話す。常に笑顔を絶さない。
普段は鉱山や宝の管理をしている。柔らかい印象だが、自分の財産に手を出す輩には容赦しない。
カラスのほうが本体という噂がある。

嫉妬　レヴィアタン
「私より力があるくせに、どうしていつもいつも……」
海洋の悪魔を率いる大提督にして嫉妬の魔王。
委員長気質でまとめ役を務めることが多いが、そのために胃を痛めることもまた多い。
ボケが多い悪魔達の中でも貴重なツッコミポジ。身体を張ったツッコミに定評がある。
バハモットという双子のきょうだいがいるらしい。

怠惰　ベルフェゴール
「僕まだねむ……い……すーすー……」
１日23時間睡眠な怠惰の魔王。
起きている所を見られるのは食事、風呂、トイレのときぐらい。一人称は僕。
僅かな覚醒時間中も常にあくびをしており、動きは非常に緩慢である。寝言で予言したり夢で世紀の大発明をしたりと、潜在能力は高い。
だが発揮されているときは大抵寝ている。

大食　ベルゼブブ
「飯はまだか！　お主を食べてもよいのじゃぞ」
蝿の王とも呼ばれる、悪魔の中でも特に古い時代から存在する偉大な魔王。
……なのだが、何故かサタンを気に入って彼の補佐役をしている。
サタンの(中二病的)言動を受け入れ、他の悪魔との仲を取り持つなど、過保護じみた世話のやきようである。
悪食で食べられないものはほとんどない。無機物もいける。

色欲　アスモデウス
「いつでも部屋に来ていいのよ？　色々教えてあげるわ」
色欲を司る絶倫魔王。
人間を誘惑して堕落させる能力を持つ。何かとマニアックで守備範囲が広い。へんたい。
尾の先についている針の毒には媚薬の効果があるとかないとか。両性具有らしい。つけている香水の成分のせいか、ベルゼブブは彼女(彼？)に近寄れない。
享楽的だがコミュ力も高く友人（意味深）が多い。