ねぇ名前で呼んで?

ある日の吹雪との会話だ




「ねぇ豪炎寺くん」




「なんだ吹雪」





「士郎って呼んでっ((はぁと」



吹雪は上目遣いをしてきた
大きな瞳で俺を目一杯見つめてきて……とても可愛い


だが急に名前呼びとは…………
照れるじゃないか





「急にどうしたんだ?」




俺は内心吹雪の可愛さに萌えまくって今にも襲いかかりそうだったが平常心を装い言った





「名前呼んで欲しいんだもん!だって虎丸くんのことは名前呼びじゃないか」





言いながらほっぺを膨らます吹雪、

可愛すぎるだろ



お前は俺を萌え殺す気か




「急に言われてもな……慣れないっていうかだな……」




そもそも凄く照れるじゃないか




しばらく吹雪と俺はこんなやり取りを繰り返していた




するとそこに虎丸がやって来た



「あ、豪炎寺センパーイ!円堂センパイが後で来いって言ってましたよ〜!」




「あぁ!ありがとな虎丸!」



「ではまた後で!!」




「……………………」



ん…………?吹雪の様子がおかしい…………?
なんだか拗ねている




「ふ……吹雪?」



俺は恐る恐る尋ねた


何故急に不機嫌になってしまったかは分からないが
こうなった吹雪の機嫌を直すのは俺でも至難の技だ


マズイ




「また虎丸のこと名前で呼んで……!」






…………そういうことか






「でもいきなり宇都宮と言ってもおかしいだろ」



「しかも『ふ……吹雪』って言っちゃってさ………そこは『し……士郎』でしょ!?」





……………………(汗)


何も言い返せない俺が情けない




するとヒロトがやって来た






「やぁ吹雪くんに豪炎寺くん」



「あ、ヒロトくん!」





「…………おう」





『ヒロトくん』だと?!




吹雪は俺の事を名字呼びだし
吹雪も人の事言えないじゃないか





「じゃあまた後でね」





「うん!またねヒロトくん……………………あ、」




「……………………え?どうかしたの吹雪くん?」




きっと吹雪も気づいたのだろう
俺が虎丸の事を名前呼びして拗ねていたが
自分もヒロトの事を名前呼びにしていて人の事が言えないと言うことに






「……………………」




「……………………」







「……………………え?」
(この二人どうしたんだ!?何故沈黙なんだ(汗)き……気まずい……(汗))






「……………………」





「……………………」






しばらく沈黙が続いた






(なんなんだ(汗))





巻き込まれたヒロトくんなのでした






*********


▽夕食の時間





僕はさっきの事を反省し豪炎寺くんに謝ろうと思った





「豪炎寺くん……さっきはごめんね」




「俺こそごめんな」





「ううん、豪炎寺くんは悪くないよ、僕が我が儘なだけだよ」




「…………」




すると黙り始める豪炎寺くん




もしかして怒ってるのかな…………





そりゃそうだよね。僕は我が儘がすぎたし…………




どうしよう……………………





しばらく沈黙が続いた




そんななか沈黙を破ったのは豪炎寺くんだ




「し……士郎///」





……………………!!!






「ご……豪炎寺くん…………///!!」




い……今、名前で///!!



「…………………///」





あの豪炎寺くんが名前呼びしてくれた…………!!



僕は一気に気分が良くなった



よし…………!僕も名前で呼ぼう!!




「しゅーーやっ///」





「ふぶ……士郎っ///」





「修也っ///」



「士郎///」




「修也っ///大好き///」




「俺もだ士郎///愛してる」




「修也ったら///」






抱き合ったり名前を呼び合ったりイチャイチャする二人なのでした☆





********





「なんだアイツらはリア充爆ぜろ」




「吹雪はともかく豪炎寺はキモいな!!」





「風丸………(汗)円堂……(汗)」





吹雪と豪炎寺は人目を気にせずイチャイチャしたためメンバーは目のやり場に困ってしまった




そしてメンバーの苦情により豪炎寺と吹雪の皆の前での名前呼びが廃止されたのだった









おしまい☆






オチが面白くないなwww
豪炎寺のテンションおかしいなww

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