リレー小説 | ナノ

私は再び耳にイヤホンをねじ込み、再生ボタンを押せば、さっき聞いていたポップな歌が流れる。少し鼻歌まじりで歩き出す。


♀♂


(あれ…?)


どこだろう、と思った。くるりと周りを見渡すが知らない店ばかり。(当たり前だけど)ついに迷ったようだ。…これだから都会は嫌なんだ。私はポケットから少ししわくちゃになったメモ用紙を出す。そこには叔父さんの家への地図が記されていた。地図によればメイド喫茶の隣に叔父さんの家があるらしい。何故、メイド喫茶?変なところに建てたなあ。私はメモ用紙をくしゃりとポケットに押し込んだ。


「…飲み物でも買っていこうかな」


すぐ近くに自動販売機があった。ウーロン茶でも買っていこう。私は500円を入れてウーロン茶のボタンを押す。ガコン、と音がしてしゃがんでウーロン茶を取る。しゃがむ時膝がポキと言って少し悲しくなったのは忘れよう。お釣りが出てくる音がして私はお釣りを取ろうとした。チリーン。あ、100円落ちた。うまく取れず、手からこぼれ落ちた100円が転がっていく。私は100円を追いかけて自動販売機の傍を離れる。ド シ ャ !


「え…?」


私は目を疑った。
自動販売機に自動販売機が激突した。それは幻でもなく現実で。





現実を直視する
(えええええええ!夢じゃないよね!)




あとがきのようなもの
進むのが早いよ狂雨ちゃん☆
なんてこったい(゜レ゜)
これから絡んでいきますよー