リレー小説 | ナノ

「折原さぁん、みぃつけたぁ。」

「!」

顔には笑いを、右手には包丁を、左手にはスタンガンを。
一歩一歩、愛しい折原さんに近づく。
ねぇ、そんなに顔を引きつらせてどうしたんですか?
大丈夫です、痛くしないですから。

「ほらぁ、この包丁だってちゃんと研いできたんですよぉ。
 心臓を一刺しすれば終わりですから、逃げないでくださいよぉ。」

「…右手と左手に持ってる物を捨てたら多分逃げないけど?」

「絞め殺されたいんですかぁ?
 苦しいですよぉ?絞殺。」

「前言撤回。近寄らないでくれる?」

…悲しいなぁ、折原さんに私何かしました?
薬盛ったり、寝込みを襲っただけじゃないですかぁ。
そんなに嫌われるようなことしてないつもりなんですけどねぇ。

「…折原さん、いったいどんな死に方がいいですかぁ?
 近寄っちゃ駄目なら銃殺も考えないとだめなんですけどぉ…」

「うん、そういう死に方は望んでないんだけど。」

「わがまま言わないでくださいよぉ。」

…もういいや、刺殺でいいですよねぇ。
そう呟いて、笑顔のまま折原さんにまた一歩近寄る。
…あ、逃げちゃった。

「折原さん、追いかけっこですかぁ?
 私が鬼ですねぇ。
 いーち、にーい、さーん…」

…あれ、これで何回目の鬼ごっこだろ?


あなたと追いかけっこ


(大丈夫ですよぉ、ちゃんと捕まえますからぁ)



あとがきっぽいもの

…あれ、黒様の夢主がちっともでてこn((
あは、サーセン。
そして、折原さんが折原さんじゃねぇ。わろた。