リレー小説 | ナノ

私は、ついに決めた。
今日折原さんを、愛しい愛しい折原さんを、殺すのだ。

*    *    *

ねぇ、折原さん折原さん、殺すことって悪いことですか?
愛してるから殺すのは、だめなことですか?
わからないから、私、折原さんを殺すことにしたんです。
心の中で呟きながら、折原さんが住んでいる部屋の前に立つ。
このときのために作っておいた合鍵で、玄関を開ければ電気が消された部屋。
…もう寝てしまったのだろうか。

扉を開ければ、わずかに聞こえる寝息。
どうやら折原さんは寝ているらしかった。好都合。
そっと、そっと近づいて、包丁を刺せば終わる。

「―さよなら、ですよぉ。」


さよならバイバイ


(ぐさり、と鈍い音が響いた)



あとがき
ごめんなさいすいませんというかむしろ生まれてきてすいません(ノンブレス)
ああ、そうだよ!恐ろしいほどに間を空けて書き上げたのはこれだよ!すごく短いよ!
……あ、あはは☆