リレー小説 | ナノ

「おぉぉりぃぃはぁぁらぁぁさぁぁんんん!」

「うわっ、普通に怖い!」

愛しの愛しの折原さんにゆっくりと近づく。
折原さん、ごめんなさい。
私、包丁の話に夢中になっちゃってましたぁ。
小首をかしげながら、包丁を折原さんへと向ける。

「折原さぁん、何で逃げるんですかぁ?
 私は、こんなに折原さんのことを好きなのにぃ。」

口調は悲しげに、でも顔はずっと笑顔のまま。
笑顔以外の表情の作り方なんて忘れちゃいましたよぉ。

「だから、俺は君が俺のことを殺そうとしなければいいんだけど?」

「だって、殺さないとゆっくり愛せないじゃないですかぁ。」

いつ邪魔が入るか分からないときに愛すのはいや。
邪魔が入らないところで、ゆっくりと、愛の言葉をささやきたいのだ。
折原さんはそこをわかっていない。
でも、そこがいいんですよぉ。

「折原さぁん、大好きですよぉ。
 だからぁ、死んでください。」

そういって、包丁を振りかざすと走り出す折原さん。
―逃がしませんよぉ、折原さん。


大好きだから、

(死んでくれますよねぇ?)



あとがき

いや、なんというか、ごめんなさい。
ああそうだよ、ネタが思いつかなかったのと忘れてたのとで放置してたよ!(自棄)
ふっ、ふは、ふははははははhサーセン。