きみとぼくとかみさま


きみとぼくが出会ったのは偶然なんかじゃない。必然的に、運命的にぼくたちは出会った。
息をするように恋に落ちて、抱き締め合う。
ぼくが必要とする世界にきみはいつもいて笑っている。
それがどれだけ素敵なことか、ぼくは知っているよ。
神様なんて信じていないけれど、もしいるとしたら、少しだけ感謝をしよう。そして、ぼくが乗っ取ってあげる。
それこそがぼくの理想の世界。
きみとぼくの世界。




「ねぇ、七海チャン。もしも明日世界が終わるとしたら、どうする?」

「え、何、急に。」

「いいからいいから。それでね、ひとつだけ何かを持ち出して、違う世界に逃げられるとしたら どうする?」

「えー、そうだなぁ…。お金とか。ううん…食料、着替え?」

「……ね、本気?」

「ふふっ嘘だよ。ひとつだけでしょ?」

「うん。」

「うーん…、わたしだったらやっぱり、白蘭と一緒に逃げたいな!」

「ほんと?良かった。ぼくと一緒だ♪これで困らないね。」

「え?何が?」

「明日、地球滅びるから」

「え?…ええええ?」

「でもぼくたちはずっと一緒だよ。
何を失っても、ぼくたちは未来永劫ずーっと愛し続けるんだから。ね?」

「…うん」

「愛してるよ、七海チャン」




ね、きみとぼくが出会ったのは偶然なんかじゃなかったでしょ?必然的に、運命的にぼくたちは出会ったでしょ。

きみがいなければぼくは生きられなくて、ぼくがいなければきみは生きられない。
まるで枷のようだけど、ぼくたちは喜んでその枷をつけるのだろう。

きみがいて、ぼくがいる。
きみとならどこへだって行ってしまおう。
愛のことばをささやいて、星を歩く。

それこそがぼくの理想の世界。
きみとぼくの世界。






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順応性ェ…。最近よく分からない話を書くことが多い気がします(・ω・`)
いつも流れもジャンルも(誰夢かすらも)考えず勢いで書いてしまうので、最後に後悔します。
でもスッキリするのでOKです。

タイトルお借りしました!
joy




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