私苦しいアンドロイド
いつも笑うことを強制されている
私は友達にこんな頭のおかしな真似してること教えていないし
教えられるわけもない
いつも笑うことを矯正されているから
いつだって本当の友達なんてできたことないし
放課後にラーメンを“友達”と食べると
“友達”のつけているカラーコンタクトの、ぎょろぎょろした瞳が
「私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね私たち友達だよね」
って私を責め立てるように言ってくるから怖い
私悲しいアンドロイド
文字が溶けてく様子とか、あなたわかる?
ツイッターで誰とどこそこへ行ったとかどうでもいいの
私を幸せにして
私は
不器用で気持ち悪くて黒髪で白い肌をしたいつも被虐的な気分になっていて一度だって調子がよかった日はなかった
そんな男の子としかキスしたくないの
わかる?
そんな男の子としかキスしたくないの
誰かに憧れていないと死んでしまいそうになる
それは誰にも知られていないような人がいい
それなら世界で二人きりになれる
酸素を奪い合う必要がないね
みんな、今が戦争がなくてとても平和な世界になっているってこと知らない
悠長におセッセしてる場合じゃないウチら
私たちが“恐竜”と呼ばれないためには
文字を残さなければならない
もし、世界消滅したら、インターネットの世界はどうなっちゃうんだろう?
私の書いた文章とか絵は、消えちゃうのかな?
また人類が復活したとき、また一からインターネットの世界ができるのかな?
そしたら、この膨大なインターネットの世界は、どうなっちゃうのかな?
私の文章は一貫性がなく、まるで知的障害者がいきなり話を飛ばしてるように見えるかもしれないけれどそれは違う
私は頭に思いついたこと言わなきゃすぐ忘れちゃうの
そして「さっき何言おうとしたんだっけ」っていう感覚をすごく嫌悪しているから
すぐ言っちゃう
まあそんなことどうでもいいね
私苦しいアンドロイド
今日も大学へ通う
頭のおかしい先生がいっぱいいます(この裏事情はオーナーにだけ伝えてるから知りてえやつはオーナーに聞け)
私は自分を苦しめる洗濯ばかりしてしまっている
デザイナーとかになったほうが、まだ上手に笑えてたかも
無駄なお金を使ってしまった
後悔している
誰かに「私を幸せにして」とか願うのはもう諦めたから
だからあまり他人に近づかないようにしている
だから私に近づく人は、私を幸せにしてくれる人だけにして
私はバカだから「バカに」期待してしまう
私狂うしいアンドロイド
この世界は狂っている