【会話文】志摩燐でしり取りしてます




｢すいか｣

｢からす｣

｢すずめ｣

｢めす｣

｢また"す"！？さっきからずっと"す"で攻めてくるな!｣

｢ええやん、しり取りも頭脳戦でっせ奥村くん♪｣

｢む。す、すごろく｣

｢くりすます｣

｢まぁた"す"かよ!もう思い付かねぇよ!!｣

｢………あ｣

｢ん？何か思い付いたん？｣

｢あ、いや別に…｣

｢なんや。はようして下さい｣

｢う、うっせーな!今考えてんだろ!!｣

(考え込む奥村くんもかわええなぁ)

｢……………き｣

｢へ？あ、すんません。もう一回言ってくれへん？｣

｢だ、だから!す、…き…｣

(ズッキュゥゥーン!!)

｢…………キスしたい｣

｢い！？いいい、嫌だ!!｣

｢だめなん？どうしても？｣

｢もう止めようぜ!｣

｢絶対に止めへんし!!｣

｢志摩!!しつこい!!｣

｢嫌だったら逃げればええ!｣

｢え、笑顔がムカつく…。逃げないの知ってるくせに｣

｢にやけてまうわ、奥村くん好きやで、大好き｣

｢………キ、スしても、いい｣

｢いいんか？｣

｢かっ、勘違いすんな!!これはしり取りだからで…｣

｢でも、俺はホンマにキスしたいんよ｣

｢〜〜///よ、よろしくお願いします…｣

｢素直でよろしい｣

｢一回だけだかんな!!｣

｢な、もうしてもいいんちゃう？｣

｢う、うん…｣

ちゅっ










｢はいっ!奥村くんの負けぇ｣

｢はぁ！？何で？｣

｢さっき、奥村くんが"うん"言うて"ん"で終わったやんか｣

｢ず、ずりぃぞ志摩!!｣

｢ずるかないよ!!勝負は勝負やで奥村くん!!｣

｢む。ムカつくぅぅ!!!｣

｢奥村くんルール覚えてはる？｣

｢ルール？何だっけ？｣

｢マジか、負けた方が勝った方にちゅうする話やったやん!｣

｢はぁ？さっきキスしただろ!!｣

｢さっきのは俺からやったやん｣

｢お前後でぶっ飛ばす｣

｢ええよ。ええよ。奥村くんからちゅうしてくはれるんならいくらでもぶっ飛ばされますわ｣

｢きも志摩｣

｢酷い奥村く…

ちゅっ





(不意打ちはあきまへんて…)








｢あいつら一回シバいたろか？皆の前でイチャこらイチャこらと｣

｢同感です。勝呂くん手、貸しますよ？｣




End

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そして志摩は燐にぶっ飛ばされ、勝呂と雪男にシバかれましたw

全部志摩の思惑通りで悔しい燐は二度と志摩としり取りをしないと心に誓ったり誓わなかったり…