いつかの足りない朝にも間に合わせるように 昨日の白痴としおれた花 もしもすべての事象がきみに友好的だったなら ぬるい嘲笑 並んだ歯列が息をひそめる・もうずっと愛は噛みくだけないまま ポラリスの残滓 定点観測してあげるからどうぞ動かないで 準惑星のきみ 痛いっていうくらい唇を噛んだ・私のでなくてあなたの・痛いって言うまで噛みついてやったの 水のような炎のなかで・あなたをうまく待つことも出来ずに 心臓の残り香さえ噛みしめられたなら 魔女のふりして唆す宵闇 おやすみなさい、願わくば終焉を迎えられるように |