少女は目を閉じ、神様に祈る。
「見えないものを信じられるのかい」
「見えるものを信じられることこそ不思議だわ」
「触れるものは確実だ」
「それなら、神様を信じる私を信じていてね」
少女は僕の手を握る。
「私はここにいるから、信じられるでしょう」
少女の中の神様に僕は祝福を受けた。



『世界で一つだけの願い事』
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