今日も風に揺れています。ちりんと鳴る鈴の音に私を見付けるのです。不思議そうな目。楽しげに細められる目。悲しげに潤む瞳を、私は映しだします。硝子の触れ合う高い音だけが響きます。目の前の貴方は何を感じるでしょうか。微かな希望になることを祈っています。
高いところから、ごめんなさい。



『宛先のない手紙』
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