臣太/寝坊臣クン
105号室にて




「臣クーン」
「…」
「朝ッスよ〜。起きて〜」
「…」
「…昨夜レポートやってたもんな…ん〜…でももう7時だよ〜」
「…」
「臣ク〜ン。大学遅れちゃうッスよ〜」
「…」
「だめだ全然起きない。よいしょ、臣クンベッド失礼するッスよー。ね、ほら臣クン!7時!」
「…ん〜…」
「遅刻しちゃうよ、頑張って起きて臣クン!」
「………やだよ…」
「あはは!臣クンやなの?」
「……うん……?」
「7時だよ、ほら。ね?時計見えた?」
「………太一が、海苔に巻かれてて」
「?うん?なに?」
「……野良猫に…食べられてた…」
「あは、夢の話?臣クン、俺っちの夢見てくれたの?」
「………うん…」
「あははそっか、俺っち食べられちゃったか〜!」
「…………太一、今何時だ?」
「7時4分ッスね」
「わ、やばい、急がないと遅刻だ」
「うん、臣クンおはよう!」
「おはよう太一。起こしてくれたんだな、ありがとう。寝ぼけてすまん」
「ひひ、臣クンつむじのとこ。はねてるッス」
「ええ!?まいったな…あんまり見ないでくれ」
「あはは!も〜臣クンかわいすぎ!はぁー笑いすぎて涙出てきた」
「…頼む忘れてくれ…」



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太一くんは割と朝に強そうな気がするけどどうなんだろう。

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