MOFY!!/◯◯とサシ飲み ME ONLY FOR YOU!!より、 臣クンと◯◯のサシ飲み |
「俺、今の彼女と今度の◯月で三年半なんだけど」 「もうそんなに?そうか、早いな」 「うん。今度実家に行くことになって…緊張してる。柄にもなく」 「あはは、そうか。いいとこ見せないとな」 「そうだね。緊張すると顔硬くなるから、気をつけないと」 「はは、うん」 「…彼女ね、専門の時やってたバイト先で知り合ったんだけど…その頃風俗も掛け持ちでやってたんだよね、向こうは」 「そうか…初耳だな」 「うん、そう。それで俺、ちょっと…ひよってたっていうか。…いけなかったんだよね、好きだったのに」 「…そうか」 「でも●●にさ、それこぼしたら結構マジで怒られて。お前何様なのって」 「●●が?」 「そう、●●が。最初はちょっと…いやだいぶむかついた。なんで俺がこんなしょうもない奴に説教されてんのって」 「そうか。確かに◯◯が説教されてるなんて想像つかないかもな」 「もう二度とあんなん言われたくないけどね。…でもちょっと、目が覚めたかも。そんなんと天秤かけれんならお前のそれ、好きなんかじゃねーよって言われて」 「…うん」 「関係ねんだよって。好きならいけよって。…あの捲し立てる感じの口調でさ、説教された。一晩中」 「うん。そっか」 「●●の説教がなかったら、彼女と付き合ってないかもね。今」 「…うん」 「なんて言うか…無駄に熱いよね、●●。頭のネジ緩いのに」 「あはは」 「ちょっと、あの時のだけは感謝してる、今も。…あいついてくれて良かった」 「言ったらいいのに。今からでも伝えたらいいんじゃないか?ありがとうって」 「やだよ言わないよ。絶対調子乗る」 「あはは、それはそうかもな。恩着せがましいこととか言ってきそうだ」 「でしょ。だから内緒ね。…臣だから言った、これ」 「うん、わかった。内緒な」 「…待ってなんかやっぱ段々むかついてきた。あいつ俺らに迷惑かけすぎ」 「あはは」 「また謝罪動画付き合わされんのやだよ俺」 「ああ、あれ困るよなぁ…そのうち落ち着いてくれると良いけど…」 「なんで女が絡むとあんなしょーもないんだろうね。いいとこもあるのに、ちょっとは」 「それも言ってあげたら?」 「言わないよ。つけあがる」 「うーん否定できないな…」 「ほら、臣に言われてたらおしまいでしょ。やっぱ駄目だあいつ。全然だめ」 「あはは、せっかく●●のいいところ話してたのにな。おかしいなあ」 「おかしいのはあいつの頭だよ。ネジ二、三本外れてるし。待ち合わせいつも遅刻するし。…なんで俺あんなんと今も一緒にいるんだろ、謎」 「…大事な友達だからだよ」 「…はー。この先も思いやられる…」 「あはは」 - - - - - - - - - - ●●と◯◯にはこんな過去がありそうだなという妄想part2 |