クズどもに捧ぐバラッド/あとがき


根暗人間の宇宙語全開なお話となりました。最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。あとがきも宇宙語全開でいこうと思います!笑

ホスト×弾き語りのパラレル、というよりは「許されなかった世界線パラレル」という感じで想像しながら書きました。
原作の臣太の妄想を三年ちょい続けてきて、そっちの妄想は自分の中で〜fin〜までいけたので、ここらでいっちょパラレルの妄想を一からしてみるか!といった具合です。思ってた何倍も根暗になりました。
これは絶対たくさんの人にはウケないという自信があるので、本にしたい気もちょっとするけど、webだけにしておきます。

あと、今まで何回かチャレンジしてきた「連載」形式を取ってみたんですが、私は再々学びました。あまりにも、向いていない。…向いていない!!
もしかしたらいつもより筆が乗っちゃって早く書けちゃったりしちゃったりして…と淡い期待をしてましたが、全然、全く、てんでなにも、別に普段と変わらず、むしろ更新のムラを露呈するだけの結果になりました。うむ、いいのだ。失敗から学ぶのだ人類は。Twitterで一話から読んでくれていた方には、ご不便をかけました。申し訳ありませんでした。
起承転結のいつも承で手が止まるので、やっぱり私は止まってるところを自分以外には見せず完成してから一気に公開する方が性に合ってるみたいです。(別のジャンルのお話も途中でずっと止まっていて、今年中に完結まで持ってくぞ!と新年早々意気込んでたんですが、気付いたら今年半分終わってて…もしもーし…)

作中に登場した歌たちには強い思い入れがあります。このお話を書いてもっと強くなりました。聞き返しまくろうと思います。ユグドラシルとorbital periodは永遠の名盤です。Spotifyでこのお話の為だけのプレイリストを作りました。今聴きながら、あとがきを書いています。
最後に太一くんが歌った一曲の「どれだけ大事にしても偽物だよでも大事なことは本当だよ」という歌詞が大好きで大好きで、本物か偽物かは世間が決めることだけど、大事かどうかはいつだって自分が決めていいんだと思い出すことができます。相対的な見解を綴った後に主観的な感情をそっと言われるといつだって泣きたくなります。「これだけあればお腹減らないな」も大好きです。涙が出ます。出会った人は生き物だよ生きてたきみは笑ってたよ……うぇ…ぐす…(すぐ泣く)

日頃ぼんやり思ってることをお話の中で臣クンと太一くんにいっぱい代弁してもらいました。
優しさのくだりとか、思い出になってからじゃないと本当の形が見えないとか、なりたかった自分になれなかった時の「悔しい」はみっともないとか、みっともなくても思っちゃうことは消さないでいたいとか、許されないって本当に苦しいことだとか、でも許されちゃっても苦しいのは何でだとか、ボロボロの更にその先にあるのはいつも虚無だとか、人を大切にできる人は自分を大切にしている人なんじゃないかとか…まだまだ続くので以下略。
なんか、自分の口から自分の考えとしてビシッと言い切れない、形にするのはちょっと恥ずかしいあやふやなものたちをたくさん、創作世界の中で描く人たちに代弁してもらいました。
結局あんまりうまいこと書ききれた気はしないんですけど、優しさのくだりのところは我ながら好きです。
「それを優しさだと自覚していない人の中からしか、生まれないんだ。」
え、わかる…と自分でめちゃくちゃ思ってしまった笑 なんかどっかがパラドックスな気がします。パラドックスの中で生きてるから心はいつも苦しいのかなと思います。ふむ…優しさとは…。

そして、太一くんが片想いな臣太を私はたぶん初めて書いたんじゃないかと思います!すごい新鮮でした!えっ太一くんが片想いしてる臣太いいな!!!すごくいいな!!!!????ったくも〜しょうがないなぁハマってあげるよって感じが、すごくいいな!!?!?!!??!!??!
ぴったんこカンカンな両思いか、もしくは押せ押せな臣クンばかりを書いてきたので四年目の新たな萌えと出会えました。臣太…好き臣太…(鳴き声)
このお話の臣クンは、独白の中で太一くんを「お前」と呼んだところからもう太一くんを好きになってるんですけど、自分の心が半分死にかけてるのでそれに全然気づいていません。気付いた時のお話も書きたいので、書けたら後日談としてサイトにだけ載せようかなと思っています^^ 相手の呼び方が変わる瞬間好きだな…箱庭の時もこんなこと言ったな…。

もしも許されなかったらあったかもしれない世界で、その世界でもやっぱり二人に出会ってほしくて、自分の業の深さに感服しました。臣太好きだ…うぅ…。
このお話を最初に思いついたのは二年くらい前だと思うんですけど、その時は街中の怪しい占い師シトロンくんとか売上トップのホスト万里くんとかも妄想してました。その時の妄想はもうちょっとギャグ寄りでバンバンR18でした。
シトロンくんがホストの臣クンに「あなた、運命の出会いあるヨ。これを逃したらもう先はないネ…」って宣告するシーンを結構鮮明に妄想してたんだけど、全然違う感じになっちゃったな…おかしい…

もし後日談を書くとしたら多分それなりに甘いBLになるだろうと思うので、このお話を楽しく読んでくれた方には、そっちも楽しみに待っててもらえたらなって思います!^^*

読み返してて一番ゾッとしたのは、マンションの屋上を「入居した時からずっと気になってたんだ」と言ったおみクンです。ずっと死にたいなと思ってて、だけど心が死にかけてたからそう思ってる自分にさえ気づいてなかったのかな…とか思って、良かった、けどウワ怖…と感じました。
それから謎のお気に入りは「イケメンのリーマンとストゼロ飲んでる」って、唐突に、なんの脈絡もなく嘘を吐くたいちくんです。嘘ばっかり吐くから信じてもらえないのに「嘘つけ笑」って見破ってほしくて嘘を重ねるたいちくんもパラドックスだなと思いました。えぇ…ちょ、虜なんですけど…。

あとがきまで読んでくださってありがとうございました!自分の大好きばっかりを詰め込めたパラレルでした^^ 大好きが似てるどこかの誰かに、このお話が届いたら幸せです。
それにしても太一くんの弾き語りライブ行きたいし臣クンに細客と思われながらお店に通いたい。ひたすら豚になる。おっけーおっけー妄想は大の得意だからまかしてよって気持ちです。

なっがいあとがきだな!相変わらず!笑


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