ティラノサウルスの右足に踏まれながら
広い砂漠の真ん中で空を仰いでる

いつか化石になって、夢を見るのかなぁ
次は違う何かに なりたいなぁ

どんな風に忘れてくんだろう
僕は僕のこと
最後の最後くらい 好きに
なりたかったな



先回りした場所で待ち構える悪魔は
遠目で見ても分かった 嗚呼、僕だ

どんな風に血が出るんだろう 僕の手首は
ちゃんとみんなとおんなじような 赤色かな

どんな風に囁くんだろう 僕に悪魔は
塞いだ耳を切り落とすような 強さは ないなぁ

2019/09/02 01:09













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