2011年10月26日(水)16:36
不祥事と処分(過去の例)
不祥事の後には処分がある。過去の例を探してみましたらこんなプレスリリースが見つかりました。
いわゆる連帯責任ツアーのツアー内容とツアーへの主要な強制参加者リストです。
---以下転載---
平成２１年４月１７日
報道機関関係各位殿
社団法人日本ホッケー協会
専務理事 木原征治
天理大学男子ホッケー部の対外活動禁止処分について
春暖快適の候、益々ご隆昌のこととお慶び申し上げます。
平素は、当協会の諸事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
今般、天理大学男子ホッケー部員による不祥事が発生した旨、日本学生ホッケー連盟より報告がありました。
当協会は規律委員会を開催し、下記のとおり処分を決定しました。具体的な内容につきまして皆様にご報告申し上げます。
記
１． 処分内容
（１）３ヶ月間の対外試合禁止
（２）ホッケー日本リーグの本年度の出場資格喪失
（３）再発防止策の提出
（４）天理大学関係者の日本学生ホッケー連盟役員の引責辞任
（５）日本学生ホッケー連盟副会長 佐土市良・副理事長 長谷川正直の引責辞任
２． 処分期間
（１）平成２１年４月８日から７月７日まで
（２）ホッケー日本リーグについては平成２１年度シーズン終了まで
※不祥事の事実関係
2月3日天理市内のパチンコ店において当時の 3年生と1年生が財布を盗み、3月2日に奈良県警天理警察署に窃盗容疑で逮捕された。
ファンの皆様、報道関係機関の皆様をはじめ、全国のスポーツ関係者、ホッケー関係者に多大なるご迷惑とご心配をお掛け致しましたことに対しまして、日本ホッケー協会を代表し、深くお詫び申し上げる次第でございます。
今後は、日本学生ホッケー連盟と協力し、コンプライアンス体制を構築するための具体的な行動を起こすとともに、再発防止に最善の努力を傾けてまいる所存でございます。
皆様のご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
---転載以上---
この事件はまだ記憶に新しい…。あれからさほど時間も経ってはいないのだけれど最近では関学のバイク窃盗？事件などもあり、ホッケーが大きなニュースになるときは犯罪者を出したとき、という無惨な様相になっています。
これを見ると、まず学校から地元の所属学連に報告があり、所属学連が日本協会に報告する流れのようです。
逮捕が3月2日でこのプレスリリースが4月17日ですから、約１ヶ月半後に正式な処分発表という形ですね。
これが早い対応なのか遅いのかは分かりませんが、関係者や首脳陣には寝耳に水のことだったでしょうし、情熱を持って取り組んでおられた重要な人材をこのような形で去らせたことはあまりにも大きな損失であったに違いないのです。
私は、こういうことは
(1)どこのチームにも起こり得る可能性があり他人ごとではないということ
(2)一度起きてしまったら無かったことにはできず泣いても怒っても取り返しがつかないということ
(3)失われた信頼を取り戻すためには永い永い時間がかかり、それでも元には戻らないということ
(4)想像を遥かに越える多数の人々や組織に多大なる影響を与え、甚大なマイナスを及ぼすということ
これを真に受け止め、本当に我が身のこととして考えていかなくてはいけないと思っています。
卑怯な考え方かもしれませんが炎上してしまったら近隣住民は「いかに類焼から逃げるか」も知恵として必要だと思う。
個人的には今回「類焼」により処分されるであろう他の選手たちの救済を声を大にして叫びたい。
ホッケーを彼らから奪うことがないよう、ホッケーを続けられる環境やシーンを何とか残せるよう、配慮あるご判断を関係者の皆様にお願いして、ここ数回記事にしてきたこの話題の一旦の締めとしたく思います。
わざわざ書かなくても…という考えもあると思いますが、あえて書かせていただくことにより自分も含めた注意喚起にしたいと思いました。
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